ブックマーク一覧 とりまブクマ 全637件
連載 完結済 46エピソード
ハッと目を開けると、目の前には本日結婚式を挙げたばかりの夫がいて、冷ややかにこちらを見下ろしていた。 (ええっと、ああ!そうそう!) 結婚式の途中、わたしは激しい頭痛に襲われて、誓のキスをする直前で気を失ったのだ。 どうやらわたしが気を失っている間に結婚式は進行し、すでに終わったあとのようである。 だって、窓の外が暗いからね。 恐らく、夫婦のベッドだろう、キングサイズのベッドの上に寝かされていたわたしは、感情の読めない表情でこちらを見つめている夫を見やって、こっそりと息を吐く。 (あ~、やっぱりわたし、死ぬ前に読んでいた小説のヒロインに転生したんだ……) 結婚式で激しい頭痛に襲われたとき、わたしは前世の記憶を取り戻した。 車の事故に巻き込まれて前世の生を終えたわたしは、どうやら、大好きなラノベの世界に転生していたらしい。 異世界転生とか、現実にあるんだ~……な~んて、呑気なことを考えている場合ではない。 わたしの記憶が正しければ、ここは、わたしの知る小説のプロローグがはじまる三年前。 目の前にいるのは、浮気をして、わたしに言いがかりをつけて捨てる悪役――ヒロインの最初の夫である。 最悪だ……。 この小説のストーリーは、夫とその母と使用人たちに三年いびられ続けたヒロインが、三年後離婚されてヒーローと巡り合い幸せになるという王道展開なものだ。 ヒロインを捨てた夫たちはきっちりざまあされてすっきり~!な展開なのだが、ちょっと待ってほしい。 だって、ということはわたし、今日から三年間、ずっと虐げられるってことでしょう⁉ 冗談じゃない! 三年耐えればヒーローが幸せにしてくれるわ~なんてお気楽なことを考えられるほど、わたしは能天気じゃありませんよ! 三年間もいじめられるくらいなら、さっさと理由をつけて離婚してやる‼ ……だというのに。 あの~……、なんでこの人、わたしを溺愛しはじめたの⁉
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年01月31日
連載 61エピソード
【 書籍化・コミカライズ化決定】 王太子の婚約者リリアヴェルは、ある一点を除いては才媛である。努力家で勤勉で、周囲の者にも気安く優しい公爵令嬢。なのに、顔面偏差値の高い王子に惚れ切っていた。どれだけ邪魔にされようと、ずっと健気に追いかけていた(ように周囲には見えていた)だが、真実の愛を見つけた王子によって、側妃になれと命じられて、流石にリリアヴェルも泣いた。 そこで兄が取った方法は、「顔面偏差値の高い男には、顔面偏差値の高い男をぶつけるべし」イケメンが好きならイケメンをぶつければいいんじゃない? コメディです。ほのぼの&コメディです。大丈夫です。 悲しい事も痛い事もない誰でもさくっと読める歯触り。メレンゲっぽい。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年07月02日
連載 完結済 55エピソード
 初恋相手である皇太子クレイグと結婚したルシエンヌは、命がけで妊娠出産に臨む。  医師からは出産後すぐに子と離れなければ生き延びることはできないと言われ、体力魔力が回復するまでの間、泣く泣く愛する我が子から離れることを承諾した。  それでも愛する我が子――息子のレオルドをこの手で抱きしめ、その成長を見守るためにと苦しい療養期間を耐え抜いていたルシエンヌの許に、クレイグの恋人とされるクロディーヌが訪れ、「あの子を産んでくれて、ありがとう。おかげで私は苦しまずに母親になれたわ」と告げる。  その後、クロディーヌの悪意ある言葉を信じたクレイグによって、ルシエンヌを心身ともに酷く傷つけられてしまった。  しかし、ルシエンヌは愛する我が子を取り戻すため、体力魔力が回復するまで耐え抜き、皇宮へ――息子であるレオルドの許へ会いに向かったのだった。  ※カクヨム様でも公開中。 【書籍化決定いたしました!皆様のおかげです。ありがとうございます!】
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年05月29日
連載 完結済 12エピソード
※エンジェライト文庫より電子書籍化 帝国の田舎で暮らす薬草師のミアは、行き倒れていた十二歳年下の少年・クレトを拾い、大切に育てた。 彼女は手製の薬で国を疫病から救ったが、クレトを気に入った皇女の命令により彼に心ない言葉を吐いて出て行かざるを得なくなる。 だがミアは皇女の手先に襲われ、愛する養い子の幸せを願いながら息絶えた。 ミアは約十年後――かつての皇女が悪の女帝として帝国を支配する世に、男爵令嬢タリサとして転生した。だがあるとき、第一皇子が女帝を殺害して帝位を簒奪した。 皇帝の名は、フェリクス。彼は……クレトの生まれ変わりだった。 そしてタリサと再会したフェリクスは、前世からずっと想っていた彼女に結婚を申し込んできた のだった。 「あなたが結婚したいと思う『私』は、ミアなのですか? それともタリサなのですか?」 死に別れた二人の想いが三十年の時を経て、現在につながっていくお話。全12話。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2022年05月13日
連載 完結済 6エピソード
転校した初日。 新しい教室に足を踏み入れようとした途端、異変は起こった。 教室の床一面に現れた、眩しく光る魔法陣………………その時ちょうど教室に入ろうとしていた私は、魔方陣を跨いでいた。 戸惑う教師とクラスメート達を乗せた魔法陣が、空間をスパリと切り取る。 ……同時に、私の身体は真っ二つになった。 「40人揃ったところで異世界転移する予定が、あのタイミングで41人目が入って来ると思ってなくて」 突然の異世界転移に巻き込まれて肉体を引き裂かれ死んでしまった私に、現れた光の玉が提案したのは、ひとりだけ「異世界転生」だった。 王都に召喚された勇者たちは魔王を倒しに行くそうですが、僻地の田舎貴族三女に生まれ変わった私はのんびり暮らします。 ただひとつ気になるのは、あの日転校先の教室にいた、幼馴染みの子だけ……。 ※全5話完結 ※主人公の死に様だけ微グロかも ※アルファポリスにも ※誤字報告ありがとうございます
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年12月26日
連載 完結済 24エピソード
前世では大聖女と称えられたものの、苦労続きで若くして命を落とした記憶がある男爵令嬢のルーナは、今度こそキラキラな暮らしをしようと決意する。そんなルーナの前に留学生としてやってきたのは、前世で死に別れたはずの初恋の相手、龍族のゼストだった。再会を喜び合う二人。二人は男爵令嬢と龍族の庶民という、高位貴族の集まるエリートクラスでは浮いた存在だったが、気にせず楽しく学園生活を送っていた。ところがある日、龍の王子殿下がルーナのことを自分のつがいだといいだして……。 愛の重い穏やか系ヒーローと、キラキラ暮らしを夢見るヒロインのほのぼのラブコメ。前世は死に別れの悲恋、今世はハッピーエンド。基本はほのぼのラブコメですが、シリアスも入ります。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年09月28日
短編
公爵令嬢のリリエールには、氷の王太子殿下と評されるほど笑わない婚約者のエドワードがいる。彼は社交の場であろうと愛想笑いすらせず、相手が誰であろうと笑わない男性だった。しかしリリエールはある日、彼が微笑んでいる姿を目撃してしまう。リリエールは悔しさのあまりハンカチを噛みしめて誓った。「あの泥棒猫! わたしだってエドを笑わせて見せるわ!」……笑わない婚約者を誘惑しようとしたら、大変なことになった話。甘いラブコメです。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年12月15日
連載 71エピソード
好きな気持ちのせいで苦しくなる。 仮面婚約者でもかまわないと思っていた。 それでも、この苦しみがなくなるなら―― 大好きな気持ちが『無関心』へと変わり、孤独が消えていく。 連載版です。恋愛小説です。 書籍化&コミカライズ決定しました。 ※書籍作業終わりました!web版は書籍版の流れに合わせて改稿、新規投稿しました。 「薔薇会の後は」の回までは書籍版に準じて改稿済みです。 現在2章を執筆中です。未改稿です。感想は書き終わったら公開にします。 この作品を読んでくださった全ての読者様に感謝いたします。 よろしくお願いいたします。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年06月23日
連載 117エピソード
ルパート商会の娘、五歳のセシリアはエメラルドのような瞳に淡い栗色の髪の綺麗なヘンリーとお見合いをした。セシリアはこんなに綺麗な男の子とお見合いをするのかと胸をときめかせたが、ヘンリーは言った。「こんなブス嫌だ。髪が暗くてモジャモジャだし、顔に点々がついてて汚い」と。  ……セシリアは深く傷ついたまま大人になった。  大人になったセシリアは、メイドとして王城に勤めていた。そこでいつも馬車が一緒になるライオンの鬣のような金色の髭に、青空を吸い込んだような瞳のバルドと仲良くなる。  セシリアはヘンリーと結婚しなくてはならなくなった時、バルドの言葉が浮かんだ。  そして、思った。  好きな仕事を辞める価値がこの人にある?  私の人生にこの人は必要?  そこから始まるセシリアの恋と王城での新たな仕事への挑戦の物語ーーというようなお話です。 本編完結済みです。不定期で番外編を投稿しています。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年07月25日
連載 完結済 50エピソード
王妃になんて、望んでなったわけではない。 国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。 「僕はきみを愛していない」 はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。 『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。 (ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?) そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。 しかも、別の人間になっている? なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。 *全50話 *年齢制限有版が電子書籍となりましたので検索除外しました。詳細は活動報告にて。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年10月02日
連載 18エピソード
結婚式の夜、私はあなたに殺された。 彼に嫌悪されているのは知っていたけど、でも、殺されるほどだとは思っていなかった。 「誰も、お前なんか必要としていない」 最期の時に言われた言葉。彼に嫌われていても、彼にほかに愛するひとがいても、私は彼の婚約者であることをやめなかった。やめられなかった。私には責務があるから。私は、【宝石姫】だから。 だけどそれも、意味のないことだったのだ。 彼に殺されて、気がつけば彼と結婚する半年前に戻っていた。 なぜ時が戻ったのかは分からない。 それでも、ひとつだけ確かなことがある。 あなたは私をいらないと言ったけど──私も、私の人生にあなたはいらない。 私は、私の生きたいように生きます。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15
最終更新日:2024年11月11日
連載 48エピソード
『僕らは、恋をするんだ。お互いに』 彼がそう言ったから。 アマレッタは彼に恋をした。厳しい王太子妃教育にも耐え、誰もが認める妃になろうと励んだ。 だけどある日、婚約者に呼び出されて言われた言葉は、彼女の想像を裏切るものだった。 「きみは第二妃となって、エミリアを支えてやって欲しい」 その瞬間、アマレッタは思い出した。 この世界が、恋愛小説の世界であること。 そこで彼女は、悪役として処刑されてしまうこと──。 アマレッタの恋心を、彼は利用しようと言うのだ。誰からの理解も得られず、深い裏切りを受けた彼女は、国を出ることにした。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年12月22日
連載 72エピソード
※10月1日、TOブックス様より書籍発売です! よろしくお願いいたします! 「この俺が召喚してやったんだから、ありがたく思ってこの国のために働け」 ――もともとは日本で暮らしていた美亜を「聖女」として召喚した王子は、あまりにも高圧的にそう言った。 美亜が転移した異世界の王子と王女は、それ以外にも暴言や失礼なことばかりで、こんな奴らには従うわけにはいかない、と美亜は命令を拒否する。 「あなた達がそんな態度なら、私は聖女の力を使いません」 「聖女のくせに命令に従わないなんて、処刑してやりますわ!」 「聖女である私を処刑したら、困るのはあなた達ですよ」 そんな美亜をわからせてやりたいと、ある日王女は美亜の足元に、死にかけの騎士を転がす。 「さあ、聖女の力を使いなさい! それともあなたは、この騎士に死ねと言うんですの?」 自分で手当てや処置をするわけでもなく、ただ美亜を従わせるための道具として騎士を利用する王女に、美亜の怒りは限界に達する。 そうして美亜は王女に、聖女の特殊な力を使い、とある反撃をするのだった―― ※短編版の続きは5話からです!
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年07月25日
連載 65エピソード
冒険者「スイラ」の正体は竜(ドラゴン)である。 彼女は前世で人間の記憶を持つ、転生者だ。前世の人間の価値観を持っているために同族の竜と価値観が合わず、ヒトの世界へやってきた。 「ヒトとならきっと仲良くなれるはず!」 そう思っていたスイラだがヒトの世界での竜の評判は最悪。コンビを組むことになったエルフの青年リュカも竜を心底嫌っている様子だ。 「どうしよう……絶対に正体が知られないようにしなきゃ」 正体を隠しきると決意するも、竜である彼女の力は規格外過ぎて、ヒトの域を軽く超えていた。バレないよねと内心ヒヤヒヤの竜は、有名な冒険者となっていく。 いつか本当の姿のまま、受け入れてくれる誰かを、居場所を探して。竜呼んで「ヒトナードラゴン」の彼女は今日も人間の冒険者として働くのであった。 ※本編完結、後日譚をぽつぽつ更新中
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年06月23日
連載 156エピソード
ホロウ・フォン・ハイゼンベルクは、超大作RPG『ロンゾルキア』に登場する悪役貴族だ。 剣術・魔法・学問、あらゆる才能に恵まれた天才だが……その性格は、怠惰にして傲慢。 自らの才能に溺れ、努力を怠ったがゆえ、主人公に敗北する――だけに留まらない。ホロウはあらゆるルートで死亡する、破滅エンドが約束された『歩く死亡フラグ』。 ボクはよりにもよって、そんな悪役貴族に転生してしまった。 「このままでは破滅する……っ。予定調和の運命、『シナリオ』に殺される……ッ」 ……いや、そうはいくものか! ボクだけが知っている原作知識を活用し、謙虚堅実に努力を重ね、悲惨な破滅エンドを回避してやる! ※他サイトでも連載中。
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年07月22日
連載 完結済 85エピソード
義妹や義母にやられっぱなしの令嬢が、耐えた末に道を切り開く! 家族に虐げられて育ったウェルストン侯爵家の長女アリシアは、奇縁から未来が見えるといわれてる魔法の鏡をのぞくことに。 そこに映し出された未来の彼女の姿は……。 婚約者である王太子ジョシュアに縋りついた彼女の悲惨な末路が映し出されていた。 その日を境にアリシアは少しずつ我慢をやめていく。 気弱な性格はかえられなくても、生き方は変えられるはず。 アリシアは受け身を返上し、自ら動き始める。 そして始まる――反撃 2024年11月 23日そーやそー様からレビューいただきました!ありがとうございます。 2024年12月13日 福助様から、レビューいただきました!ありがとうございます。 2025年01月03日 しゅりんぷ様から、ビューいただきました!ありがとうございます! ☆タグ注意!!地雷ある方は逃げて~!
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年12月19日
連載 162エピソード
 【2025年9月15日、TOブックスさんより書籍第1巻発売予定】シルヴァーナ王国の直系王女は女神シルヴァーナの血を受け継ぎ、邪悪なるものを寄せ付けない破邪の力を持つため、世界中から尊敬と憧憬を集める存在である。  ある日大陸最大の勢力を誇るソベリオン帝国皇帝アンドレアスから、シルヴァーナの王女を側室にもらい受けたいと申し出があった。病弱で瘴気を集めやすく、明日の命も知れない息子のヴォルフラム皇子を救うための、形式上の妃としてである。  アンドレアスにはすでに相思相愛の皇后がいるため、側室になっても夫から愛されることはなく、一生をヴォルフラムのため皇宮で飼い殺しにされる運命だ。無礼極まりない申し出だが、国力の差を考えれば断ることもできず、女王は四人いる妹王女から十五歳の第四王女、フローラを側室に差し出すと決めた。  しかしフローラは側室入りを拒みたい一心で取り巻きの貴族子弟と密通、まんまと妊娠し、側室入りは不可能な身体になってしまった。  頭を抱える女王に、幼すぎるため候補から外されていた末の第五王女、六歳のガートルードが申し出る。 「わたしが帝国に参ります」  誰もがガートルードのけなげな決意を哀れみ、称えたが、ガートルードは己の運命を悲観などしていなかった。むしろ思うつぼだったのだ。 (これでやっと帝国に行ける。三食昼寝付き、食っちゃ寝のダラダラ生活が待っているんだわ!)  なぜならガートルードには日本と呼ばれる国で、毒親のもと、十二人もの弟妹の子育てをさせられた長女、櫻井佳那の記憶が刻まれていたのだから。  そんなガートルードにはお世話欲をこじらせた異形レシェフモートが侍り、俗世とは関わらずのんびり過ごしたい心とは裏腹の波乱だらけの生活が始まる――。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年07月22日
連載 完結済 120エピソード
☆角川ビーンズ文庫様より書籍発売中です!  侯爵令嬢に転生したイヴェットは、このままだと母の行う心中に巻き込まれて死んでしまう運命だと気が付く。母は愛を求めるも一向に振り向かない夫に絶望してしまったのだ。無理心中を回避するため、イヴェットは新たな愛の形を提案する。 「押して駄目なら推してみましょうお母様!!」 果たして母の闇落ちバットエンドを回避できるのか⁉ ※カクヨム様でも掲載しております。 ※毎日更新の予定です。 ※旧題「押して駄目なら推してみろ!~闇落ちバッドエンドを回避せよ~」
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年12月09日
連載 完結済 60エピソード
※書籍化決定 背の高さと骨格のよさが原因で、『壁の花』ならぬ『壁令嬢』と呼ばれる、ウィンバリー子爵家の次女であるシャノン。 両親から冷遇され姉と妹から馬鹿にされてきた彼女は婚約者からも「でかい女」扱いされて、婚約破棄されてしまう。 怒った父により勘当されたシャノンは、王都から離れたところで自立して生きていくことを決意。王国北部の辺境伯領の騎士団で事務官として働くことになったのだが、男性も女性も大柄なこの城でシャノンは「小さくてかわいいお嬢さん」扱いされてしまうのだった。 「あなたは小さくてかわいい。それに私は、あなたのしっかりとした強さと意志を感じられる背中が、大好きだ」 極寒の新天地で、コンプレックスを溶かすほどの優しさと深い愛情に、シャノンは包まれていく。 本編36話+番外編を気まぐれで更新。
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2024年12月05日
連載 完結済 40エピソード
公爵夫人ジュリエッタはある日、〝前世の記憶〟を夢で見た。 そして自身が前世で読んだ小説に登場する〝悪妻ジュリエッタ〟に転生していたことを知る。 小説の主人公はジュリエッタの愛する夫レアンドロ・オルビアン公爵。 彼は幼少期から自らが持つ強大な氷の魔力により命の危険に晒されており、氷の魔力を中和できる唯一の魔力、熱の魔力を持つジュリエッタと政略結婚をした。 政略結婚ながら良好な夫婦関係を築いてきた……と思っていたジュリエッタ。 しかし、小説の中でレアンドロとヒロインの恋路を邪魔したのは、魔力を利用し彼に関係を強要する悪妻ジュリエッタだった。 小説の結末は駆け落ちしたレアンドロとヒロインが死ぬバッドエンド。 自分が夫の邪魔になっていたのだと気づいたジュリエッタは、レアンドロが必要とする自分の魔力を彼に移植して離婚することを決意する。 夫の幸せを願い身を引いたジュリエッタだったが、魔力だけを残して消えてしまった妻ジュリエッタにレアンドロは──? おかげさまで書籍化が決定いたしました! 詳細は改めてご報告させていただきます。 いつも応援ありがとうございます!
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年12月13日