ブックマーク一覧 カテゴリ4 全4件
連載 完結済 37エピソード
 ランシア王国第一位王位継承であるラルヴァ王子は、実の弟に王位を奪われまいと、『鮮血』のキリアと呼ばれる殺人鬼を解き放った。  キリアはその二つ名にそぐわぬ幼く無邪気な少女ながら、ラルヴァ王子の命令通りに暗殺を繰り返していく。  王子はそんな彼女を大いに気に入り重用していくが、少女の無邪気な殺意は徐々に王子の周囲へと向けられていく。  アットノベルスでも展開中です。  同名のゲームとは何の関係も御座いません。  テーマソングは茅原実里さんの『暁月夜』……と勝手に思ってます。
作品情報
異世界[恋愛] 残酷な描写あり
最終更新日:2013年05月16日
連載 完結済 43エピソード
その日、母親が死んだ。ひきこもりの息子を抱え、ままならぬ人生を苦しみ抜いた末に、母親は急な発作で倒れ、そのまま息を引き取った。 唯一の肉親を亡くしたひきこもり・亥ノ上直毅(いのうえなおき)は、自分の人生がついに「詰んだ」ことを確信する。親が死んだ時がひきこもりの死ぬ時だ。直毅は飲まず食わずでゲームを続け、自分の命運が尽き果てるのを待つことにした。 ところが、命運が先に尽き果てたのは地球の文明の方だった。突如地球の近くに現れた彗星群が、次々と地球への墜落を始めたのだ。それはまさに絨毯爆撃と呼ぶにふさわしく、地球のライフラインは着実に寸断されていく。その混乱にさらなる拍車をかけたのは、隕石の墜落地点から出没しだした異形の化け物たち――モンスターの存在だ。 死にそびれた直毅は、紆余曲折を経て、混迷を深めていく世界に希望を見出す。手に入れた力を生かしてモンスターを狩り、今度こそ誰からも虐げられることのない絶対の力を手に入れてやる―― これは、絶望の中に希望を見出した、一人のひきこもりの物語である。 ※アルファポリス、カクヨムでも掲載しています。
作品情報
ローファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2019年09月16日
連載 完結済 29エピソード
「キリク、おまえを除名する」 ダンジョン「破滅の塔」を攻略した帰り道、勇者が突然言い出した。 「は?」 いきなりのことに驚くキリク。 だが、他のメンバーはただ、にやにや笑って、驚くキリクを眺めるばかり。キリクは、除名がパーティの総意であることを、遅まきながら悟っていた。 キリクはすべての装備を剥ぎ取られ、魔物の出る危険な街道筋に、身体一つで投げ出される。離脱のための話し合いもなしの、一方的で屈辱的な除名だった。 だが、キリクが何より許せなかったのはべつのことだ。勇者とその仲間たちは、キリクが肌身離さず持っていたペンダントを、これ見よがしに踏みにじっていったのだ。そのペンダントは、魔王に殺された家族の、かけがえのない形見の品だった。 キリクの真価を知らない勇者たちは、キリクが野垂れ死ぬことを確信していた。だが、特殊なスキルを持つキリクが、この程度で死ぬようなことはない。 怒りを抱えさまようキリクの前に、盗賊の群れが現れた。盗賊どもは誰かを取り囲んでいる。 キリクはうめいた。破滅の塔のボスだった魔族の女。キリクたちとの戦いで深手を負っていた彼女は、本来ならば歯牙にもかけないはずの盗賊どもになぶりものにされようとしていた。 「気に入らねえ」 魔王は憎い。 だが、人間だってクソばかりだ。 気づけばキリクは、怒りの迸るままに盗賊どもを殲滅し、人間の敵であるはずの魔族の女を助けていた。 目を覚ました魔族の女とキリクは、すぐに互いの状況を察し合う。ともに破滅の瀬戸際にあった二人は、自嘲まじりにそれぞれの事情を打ち明けあう。 だが、自棄(やけ)になりかけていたキリクとはちがい、魔族の女は、まだ望みを捨ててはいなかった。 魔族の女――ダーナは言う。 「魔王を弑(しい)してその地位を奪う。それでも世界がくだらなければ、世界そのものを滅ぼしてやる」 思わず息を呑んだキリクに、ダーナは力を貸してほしいと頼み込む。ダーナは、敵として戦った経験から、キリクの真価を勇者以上に理解していた。キリクもまた、破滅の塔を攻略したことで、ダーナが型破りな魔族であることを知っている。 かくして、二人は誓い合う。身勝手な勇者どもを血祭りに上げ、その功績で魔王軍の中をのし上がり、最後には魔王をも殺してその地位を奪おうと。 そのための武器は――魔物固有のぶっ壊れスキル!? ※カクヨムにも掲載しています。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2019年02月19日
連載 完結済 67エピソード
馬に生まれ変わるだなんて、神さまそんなの聞いてないよ! 日本ダービー当日、超高額万馬券を的中させたと思ったらショックで死んでしまった男がいた。神さまに転生させてもらえたのはいいけど、けして良血馬とはいえないマイナー血統の牝馬に転生してしまった主人公。肉にされないように、引退後功労馬として養ってもらえるようにするためにも、レースで実績を残さなければならない。マイナー血統の牝馬による成り上がりのサクセスストーリーが始まる。 この物語は、馬名の文字数が9文字制限から10文字に緩和された近未来の競馬ドラマ…のはず。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2022年04月22日