剣劇+銃+体術のバトルアクション。
滅亡した王国の謎。カギを握るは14歳の公女ドルシアナ。
世界を巻き込む謎の魔導器「ピスケースの孵卵器」の正体とは?
海洋冒険バトルファンタジー 「嵐を呼ぶお姫」 乞うご期待!
7年前、「竜人戦争」と呼ばれる大戦があった。
空を滑空し、城壁を飛び越える竜人に対し人類はなす術もなく敗北を重ねた。
魔導先進国であったタエト王国は竜人に対抗すべく魔導障壁と言われるバリアを開発。
王侯貴族、騎士たちの殆どを障壁のある王都迎え、竜人の軍勢に備えた。
そして迎えた王都での攻防戦。
実験ではうまく行っていた魔法防壁が突如暴走しタエト王国は魔法障壁に飲み込まれてしまう。
こうしてタエト王国は滅亡したのだが、滅亡前夜、これを予期したかのように出航した船があった。
海軍提督であるテンペスト公爵である。
テンペスト公は最新鋭の戦艦ロシナンテにて嵐の海に消えた。
沢山の財宝を積んで。
滅亡から七年。
テンペスト公の財宝をめぐって様々な国、勢力、海賊たちがその行方を追ったが手がかり一つ掴めず、船乗りの間では「与太話」として扱われていた。
亡国タエト周辺を根城にする顎割れのヴォーティーだけはこの与太話を諦めてはいなかった。
祖国滅亡の手掛かりはテンペスト公にありと思っていたからだ。
その執念からかヴォーティーはその手掛かりに辿り着く。
「テンペスト公の息女、ドルシアーナが生きている」
テンペスト公と嵐の夜に消えた筈の公女。
全てのカギを握るこの少女の出現で物語は動き出す。