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連載 完結済 45エピソード
 生まれながらにして天職を得る世界で、わけの分からない『ガチャマン』という天職と使えないスキル『ガチャ』を持った少年ラックは、聖騎士アナスターシャの従僕になって辛い毎日を送っていた。  帝都で聖騎士の犬と蔑まれながら歯をくいしばって生きていたラックの元に、父親が治める領地でモンスターの大侵攻が発生したと知らせがある。  家族全員を失った失意のラックは父の後を継いで男爵位と誰もいなくなった領地を引き継ぐが、家臣は老騎士ゴルドだけ。  そんな時、とうとうラックのスキルが発動するのだった。  ラックは男爵位と領地を親戚に譲って母親が見てみたいと言っていたアマリリスを見にいくことにした。  スキルが発動したラックの人生は、一転し圧倒的な強さを得ることになる。  旅の途中で立ち寄った町で、ラックの家族の死が誰かに仕組まれたものだと知ることになる。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年11月14日
連載 完結済 361エピソード
「人には等しく、8枠の天賦《スキル》ホルダーがある。【腕力強化】のような1枠ならよいが、レアなスキルは4枠や5枠、あるいは8枠すべてを使ってしまうでのう」 天賦珠玉《スキルオーブ》が発掘されるオーブ鉱山で、ヒンガ老人は僕にそう語った。 だけど僕ら「奴隷」は契約魔術でスキルを取得できず、奴隷に未来なんてものはなかった。 それは運命の日。 鉱山を所有する貴族——つまり僕らの「主」がオーブ鉱山に視察に来た。 地震によって崩落する天井。貴族の脳天に直撃する岩塊。 貴族の死。 瞬間、僕らの契約魔術が消える。 目端の利いた奴隷は走った。スキルオーブが格納されている倉庫に。そしてレアなスキルを取り込むと、目を疑うような能力や魔法によって警備兵を薙ぎ倒し、鉱山から飛び出していく。 暴動だ。 出遅れた僕に拾えるオーブはなかった ——終わった。僕はまた奴隷戻りだ。 絶望したときに見たのは、「あり得ないスキルオーブ」だった。 ホルダー「10枠」を使う【森羅万象】《ワールド・ルーラー》。 使える人間がいないことから研究者以外、興味を持たれない、規格外のスキルオーブ。 だけれど僕は、【森羅万象】を取り込むことができた——なぜか? それは僕が「転生者」だったから。 僕には一般人の8枠+8枠、「合計16枠」ものスキルホルダーがあったから。 鉱山は包囲され、出口は1か所。僕の手には謎のスキル【森羅万象】。 さあ、どうする——。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年10月03日