世界を滅ぼしたと言う未来の自分に出会った男は過去を振り返る――。
現世界"ニッポン"に住むどこにでもいる普通の男が、気まぐれの旅行で不可解な事件に巻き込まれてしまう。
ある組織に目を付けられ、人体実験対象者となり薬物投与による人選後に一命を取り留めると正式な実験体となってしまった。
気絶させられている間になぜか二年以上の時が飛び、その間に自分のやってきた記憶も欠落してしまい、調べると"セカイ"は似て非なる"世界"と変わってしまっていた。
元の生活にも戻れなくなり、いつの間にかにあるマフィア組織の"対人外種戦闘員"となっていた。
何も分からないまま突然起きた一つの事件が終わると同時に自分と深い関わりのある人では無い"悪魔"の存在が。
悪魔は男に自分の末裔だと話し、魔法や特殊能力の使い方を思い出させるために地球を彷徨うプラズマ亜空間の先にある異世界の存在が明らかに。
なぜ強くならなければならないのか。
なぜ未来の自分が現れたのか。
なぜ世界を滅ぼす決断に至ったのか。
苦難と絶望の軌跡を振り返える――。
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三章に入りました。
個々のタイトルは重要で無い箇所以外は(仮)としています。