仮想現実を用いたゲームを楽しむ一般人だった私。
巨大ロボを操縦し、世界を駆け抜ける日々は私を夢中にさせた。
けれどある日、私の意識は途切れ…目覚めたのは見知らぬ場所。
SF染みたカプセルから出た私を待っていたのは、ゲームのような巨大な兵器。
訳も分からぬまま、外へと躍り出た結果、この世界が元の場所でないことを確信する。
どこまでも広がる荒野、自然に溢れすぎる森、そして荒廃した都市群。
リアルすぎるけれど、プレイしていたゲームに似た設定を感じる世界。
混乱が収まらぬまま、偶然発見したのは一人の少女。
機械の体である彼女を相棒に、私は世界を旅することになる。
自分の記憶もあいまいで、この世界が現実かどうかもわからない。
だとしても、日々を楽しむ権利は自分にもあるはずだから!