第9回ネット小説大賞に応募していましたが、お蔭さまで二次選考を通過しました。ありがとうございます(今回何点か尊称と言葉遣いを直しましたが、内容には変わりありません)
没落貴族令嬢のエリザは、叔母のクチュリエール(ドレス仕立屋)で趣味と実益を兼ねたドレス作りに没頭している。
エリザは賦与の魔法が使えるが、これはドレスを着る人の特性を強化するだけの、ささやかな魔法だ。
エリザの兄のヴィクトルはヘッポコ騎士で、乳母子のマリウスに迷惑ばかり掛けている。
マリウスは黒髪で黒い瞳の美男だが、はっきりと物を言いすぎる。
ある日、エリザは偶然の出来事で、王室近衛連隊の騎士リュシアンと知り合う。
リュシアンは金髪碧眼の美丈夫で、令嬢達の憧れの的となっている。
エリザは男性の好意に鈍感で話が噛み合わないが、リュシアンは何とか自分に興味を向けさせようとする。マリウスはエリザの幸せを願って見守っていた。
(R15は保険です)誤字報告をありがとうございます。