赤茶けた丘陵の窪地に立つ一本の木。
街道の三叉路に立つその木の下に居合わせたのは、皆、訳ありのものばかり。
・故郷を失った少年
・追放された騎士
・逃避行中の麗人と従者
各々の運命が交差し、また分かれる。
水売りはただ尋ねる。
「水はいかがかね」
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シリアスな感じで書いていますが、実は背景事情は悪役令嬢ものっぽかったりします。
※ カタカナ創作固有名詞は通貨単位のみw
国名、人名すら覚える必要なし。
記憶力要らずで、手軽に気軽に群像劇や英雄譚の雰囲気をつまめるスナック短編です(読みきり)。ちょっとした空き時間にどうぞ。