兵器の力を宿す女性『ヴァルキリー』と、彼女たちに力を与えることのできる男性『オーディン』の学び舎として国連安全保障理事会によって作られた学園、『ヴァルホル国際平和学園』を有する学園島『社島』へとやってきた少年、鶴城 誠は、最上位ヴァルキリーの少女、クリスティナ・E・ローレライと出逢う。
ヴァルキリーとしては優しすぎる性格がゆえに、自分の力に恐れを抱き続けてきたクリスティナ。今、周りから向けられる視線、過去の自分の境遇、そして、自分がヴァルキリーとなったことで引き起こされてしまったこと…それらをひたすらに抱え込み、自信をなくしてしまっていたクリスティナに、誠はひとつの言葉をかける。
「ーーークリスは、強いな。」
誠がかけた言葉の意味は。
その言葉を受けたクリスティナの想いは。
そして------そんな二人の行く末は。
『ヴァルキリー三部作』第一部…これは、はじまりの物語。
※この物語は、2020年8月23日の日付にて、筆者のpixiv様のアカウント(pixiv.net/users/52411977)にて、すでに公開させていただいているものとなります。
小説家になろう様に投稿させていただくにあたり、章の追加や段落、改行の追加など、pixiv様のものとは細部が若干異なっておりますが、内容には特に変更はございません。ご理解いただければ幸いでございます。