ブックマーク一覧 短編 全233件
短編
「ねえねえ、星凪さんはさ、好きな人いないの?」 「え? す、好きな人?」 「「「――!!」」」  とある昼休み。  ゴシップ好きで有名な黒川さんが、星凪さんに唐突にそう尋ねた。  その瞬間、クラス中の男子から息を吞む気配がした。  さもありなん。  星凪さんはクラス一の美少女で、大半の男子は星凪さんに片想いしていると言っても過言ではない。  その星凪さんに、好きな男がいるか否かという質問なのだ。  そりゃ気にならないほうが噓ってものだろう。 「う……うん。いないことも……ないような」 「「「っ!!?」」」  男子たちに電流走る――。  いた……、星凪さんに、好きな男が――!(倒置法)  これは世界を揺るがしかねない大事件だ。  今までまったくそんな素振りは見せなかったというのに。  やはり星凪さんも年頃の女の子。  そりゃ好きな男の一人や二人、いて当たり前だよな。  だがこうなると、俄然誰がその相手かというのが気になってくるが――。 「えー! そうなんだー! ねえねえ、誰か教えてよ、教えてよー!」 「そ、それは、流石にここじゃ……」  うん、そりゃそうだ。  こんなクラス中の人間が聞き耳を立ててるところじゃ、言えるわけないよな。 「あー、そっかー。じゃあゲームしようよ! 今から私が、『はい』か『いいえ』で答えられる質問を4回だけするから、それで星凪さんの恋の相手が誰か推理するよ! それならいいでしょ?」
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2024年03月22日
短編
 俺に密かに片想いしているツンデレ幼馴染は、ネットで知り合った友達相手にこっそり惚気話を聞かせている。  しかし彼女は知らない。その相手が実は俺であることを。そして、内心駄々洩れなデレが本人に伝わっちゃっていることを。 (注)カクヨム でも閲覧可能です。
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2024年03月13日
短編
営業成績のよくない平凡サラリーマンの白濱に仕事のできるクールで美人な後輩の鈴家が表情を崩して懐くまでの話。
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現実世界[恋愛] R15
最終更新日:2023年04月02日
短編
 俺がこの高校に入部して、早や二ヶ月。  そろそろみんながどれくらい親しくなったか確かめるためと言って、担任の先生が、『一人三問、自分に関するクイズをみんなで出し合う』というレクレーションを開いたのだが、俺のように未だに友達が一人もいないボッチ男には、ハッキリ言って拷問以外の何物でもない。  そんな中、クラス中の視線を一身に受けているのは、『氷の女王』の異名を持つ雪村さん。  雪村さんは男女問わず魅了する絶世の美貌を持っているにもかかわらず、普段は誰かと会話することは滅多になく、いつも教室で一人本を読んでいる、孤高の存在。  それだけに、雪村さんがどんな答えを書くのかが一番の注目ポイントだったのだが、雪村さんはここまで出された問題全てに対して、『わかりません』としか答えていなかった――。 「よし、では、次は福永の番だな」 「あ、は、はい」  そして遂に、俺が問題を出す番がきてしまった。  だが、大丈夫。  俺は無難な問題を用意してきたからな。  その問題とは――。 「で、では、第一問です。俺の身長は、何センチでしょうか?」  これである。  これなら大体見た目で、誰でも何となくはわかるからな。  因みに答えは173.4センチ。  まあ、雪村さんの答えは、どうせ今回も『わかりません』なんだろうが……。  ――が、何と雪村さんが出した答えは、『173.4センチ』で……!?
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2024年03月08日
短編
いま俺は「小説家になろう」に投稿している俺TUEEE小説の感想欄をしつこく荒らされている。 そして今日、図書館で同じ本を取ろうとして指先が触れ合った清楚で聖女な文学美少女・言羽(コトハ)さんを、好きになってしまった。 ……その二つの出来事が、まさか…… 「小説家になろう」に詳しくなれて、ブクマや評価も増えるかも知れない、後味爽やか青春小説です! ───────────── ◇日間1位、週間1位、月間2位ありがとうございます! ◇連載化してみました!
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2024年02月19日
短編
僕、新田優樹は心が不自由だった。 何をどうしたいのか伝えることができない。 そんな僕を大きく変えるきっかけ。 それは、ある女の子との出会い。 「おおきくなったらケッコンしよう」 幼稚園の頃、毎日のようにプロポーズしてきた彼女、望月凛奈。 一緒に成長していく中で、彼女に抱く僕の気持ちは言葉を成していく。 彼女の笑顔が見たい。一緒に月が見たい。誰にもとられたくない。 「ねえ、ユウくん。あたしのこと、すき?」 「私のこと、好き?」 「優樹、私のこと好き過ぎでしょ」 それでもまだ、僕には好きが分からない。 曖昧な回答を君にだけはしたくない。 だから探し続けるんだ。 「好き」の正体と、その先にある何かを。
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2024年02月11日
短編
俺には幼馴染がいる。彼女の名前は『円 瑠璃』。 彼女はその名前が表す通り、色付きレンズが入った円縁眼鏡をいつもしているような女の子だった。そしてポンコツだけれど『理想のヨメ』だった。 お互いがお互いを幼馴染として世話し合う関係だったが、俺が瑠璃への長年の恋心を諦め別の女性と付き合い始めたことから俺たちの関係が変化する―― これは、ポンコツだけれど圧倒的なヨメ力で尽くすヤンデレ幼馴染とのラブストーリー。
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現実世界[恋愛] R15
最終更新日:2024年02月04日
短編
高校一年生のハルには幼馴染の女の子がいる。 彼女は会話が上手くない代わりにステータスを音楽に全振りされているような、天災芸術家タイプだった。 一瞬で大人気歌手になった幼馴染の歌について、学園祭実行委員は言う。 「あの歌って全部ハルくんに向けたやつでしょ」 いやいや…そんな訳なくない? ※カクヨムにも掲載しています。
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2024年01月23日
短編
バレンタインーの数日前。 主人公は後輩の女の子から、バレンタインデーチョコの味見役を頼まれる。 何度も何度もの味見と改良を通し、作り上げたそのチョコの行方はー。 短編です。読みやすくなっているのでぜひ。
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2023年11月09日
短編
「ハァ……、ハァ……!」  とある放課後の帰り道。  人気のない河川敷の高架下まで来たところで、いつもの発作が起きた。  だが、ここまで酷いのは初めてだ……。  全身から脂汗が噴き出て、視界が歪む。 「うっ……があああああッ!!」  俺の上の二本の犬歯が伸び、鋭く尖った。 「クッ、クソッ!」  思わず右の拳をコンクリートの壁に打ちつける。 「…………あっ」  すると、壁が拳の形にポッカリと陥没してしまった。  ヤ、ヤバい……。  力が制御できなくなってる……。  ――俺は所謂吸血鬼だ。  中世の吸血鬼狩りで大分数を減らした吸血鬼だが、現代でも僅かながらその子孫は残っている。  俺もその一人。  吸血鬼は思春期になると、今の俺のように吸血衝動が抑えられなくなって発作が起きるのだ。  とはいえ、誰かの血を吸って吸血鬼だとバレたら、人間に駆除されるのは必至。  俺は血が吸いたい本能と、吸ってはいけないという理性の間で、板挟みになっていた。 「と、虎木君!?」 「――!!」  その時だった。  聞き慣れたアニメ声がしたので振り返ると、そこにはクラス一の美少女である十文字さんが、大きな瞳を更に見開きながら立ち竦んでいた――。
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現実世界[恋愛] R15
最終更新日:2023年11月03日
短編
 僕には日向という幼馴染がいる。幼稚園の頃からずっと一緒だった僕達は、高校に入ったあとも仲睦まじい関係を築いていた。  でも、僕達の関係はある日突然変わってしまった。  もう二度と、楽しかったあの頃には戻れないくらいに。  どうしてこんな事になってしまったのだろう。こんなにも日向の事が好きなのに。  日向も、僕の事を好きだって言ってくれたのに。  それでも、僕と日向はもう一緒にいられない。  なぜなら、日向は──── *カクヨムにも掲載中。
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2023年11月01日
短編
余命半年の彼女とその彼氏のお話。 学園のアイドルから『1年だけ私の彼氏のフリをして』と言われたので、の続編です。
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現実世界[恋愛] R15
最終更新日:2023年10月20日
短編
「ーーこんなやつが隣なんて、ついてないわね」 ある日転校してきた女の子、西園寺静音はどこかベタな生徒だった。 お嬢様で、美人で、文武両道。まるで物語のヒロインを想起させるような彼女は、なぜかある生徒にだけ冷たい態度をとっていたーー
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2023年10月17日
短編
「じ、実は私――ずっと理駆(りく)くんのことが好きだったのッ!」 「――!」  とある放課後の校舎裏。  俺は親友である遡螺(そら)の妹の、羽御(うみ)ちゃんから告白された。  ――だが俺は、これが噓告白であることを知っている。  昼休みに遡螺から、「羽御が放課後お前に噓告白するぞ」と聞かされていたのだ。  確かに羽御ちゃんはラノベの表紙に載ってるレベルの超絶美少女で、凡人の俺とは住む世界の違う人間。  羽御ちゃんが俺なんかのことを好きになるわけがないから、噓告白だというのもさもありなんといったところだ。  とはいえ、ここで断るのも大人げない。  俺は遡螺に頼まれていた通り、騙されたフリをして羽御ちゃんの告白にOKした。  すると――。 「ほ、本当に!? ――嗚呼、夢みたい。り、理駆くん、大好きだよおおおお!!!」 「っ!?」  羽御ちゃんがガバリと俺に抱きついてきたのである。  んんんんんんんん!?  これ、本当に噓告白だよね!?
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2023年10月20日
短編
学園のアイドルにハンカチを貸した結果、翌日校舎裏に呼び出されて彼氏役を頼まれた話。
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現実世界[恋愛] R15
最終更新日:2023年10月03日
短編
 「今日はカレーなんだね」  買い物かごの中身を見て、そう声をかけてくる学校一の美少女が週に何回か夕飯を食べに家に押しかけてくる話。
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2023年09月05日
短編
隣に座っている美少女が堕とそうとしてきたので鈍感なフリしてやり過ごしてたら、段々とその美少女の行動がエスカレートしていく話。
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2023年09月16日
短編
 ——まさか幼馴染が、俺のことを俺に愚痴ってたなんて。  初恋を拗らせまくった大学生二人の一夜の会話劇。
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現実世界[恋愛] R15
最終更新日:2023年09月20日
短編
推しのアイドルと幼馴染、どっちのカノジョも愛してくれますか?
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現実世界[恋愛] R15
最終更新日:2021年09月17日
短編
大学2年生の暁翔吾は、幼馴染と付き合っている反面、7人組アイドル、『Shiny*crusher』のセンター、雪乃白雪を推していた。 だが、ある日。その推しの結婚報道が流れて……。 推しのアイドルの私と幼馴染のアタシ、どっちのカノジョが好きですか? 実は君のための、訳ありカノジョとの純愛ラブコメ。
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現実世界[恋愛] R15
最終更新日:2021年09月10日