首吊りの家という噂が広がっていた。その家の中には無数の首を吊られた人間が揺れているという。 中学生の葛西麻由子たちは、噂の元になった出来事が実際にあったのではと考え、情報を集めようと動き出す。 ✳まず「首吊りの家」本編からお読み下さい。 ✳残酷な描写がありますので苦手な方はスルーして下さい。

『わたし』はごみ袋だ。 　『私』が抱えきれなくなった傷を入れておくためのごみ袋。だから、いっぱいになったら捨てられるのが『わたし』の運命だ。 　短い一生。 　『わたし』はそれを理解して生まれてきた。 あまり考えずに書いた作品です。 よろしくお願いします。

——年を取ることがとても、幸せです。 おばちゃんになることの幸せを伝えたくて書きました。

消えたいと思っていませんか？ 貴方は愛されてるよ。 これは大事な選択を誤った少女の話。 自傷名が出ます

「わたくし達の婚約は破棄しましょう」 　ある日、ブリジットは婚約者であるエドモンに婚約破棄を申し出た。 「…………理由を聞いてもいいかな」 　あとひと月で結婚する気満々だったエドモンはどうしてだと抵抗を始めた。 　そんなエドモンに対してブリジットは抜かりなく、 「理由は３つあります」 　と、淡々と言い放った。 　さて、ブリジットは恙無く婚約破棄できるのか⁉︎

由奈は幸せな結婚をした。それ故に過去の罪に囚われ始め……。夏のホラー2024参加作品。

一人の男がタクシーに乗った。飲んだくれているのがわかる。何やら訳アリの様だ。そんな男に運転手は静かに語りだした……。 ５分で読めて心が洗われる掌編作品！

オーナーの僕が店を片付けていると、突然店内に一人の女性が現れた。初めは驚いた僕だったが、どこかで見た顔だ。話を聞いてみると……。 『ある日』に起こった不思議な一夜の物語。 5分で読めて心が洗われる掌編です。

カメラは趣味の僕は友達に撮って欲しいものがあると誘われて…

『男が妻の誕生日に花を買って帰った。しかしその日、男は妻ではなく別の女と食事に出た。何故か？』 突如、出題された水平思考ゲーム・ウミガメのスープ。 果たして『僕』は５分以内に解答を導き出せるだろうか？ ５分で読めるウミガメのスープ短編 ※本作品は『カクヨム』様にも掲載させていただいています。

掌編。人と悪魔の恋のお話し

4LDK、駅徒歩５分、バイク置き場付き。鉄筋のマンションの13階で、なのに家賃は１万５千円。そんな誰がどう考えても間違いない事故物件に、霊感のない男が内見をする話。

大国同士の戦争が終わり植民地となってしまったアズライト王国。 そんな中、ガーネットは相手国の牢屋に囚われてしまう。絶望しかなかった彼女を、敵国のユークレスは妙に優しくする。 最初は拒絶を示していた彼女は徐々に彼に惹かれ……

現在の医学では治療できない患者を冷凍保存し、将来、医学が進歩した後に蘇生する。そんなサービスを提供する会社があるといううわさを聞きつけた。余命わずかな家族の命を未来へつなぐため、その会社を訪れるが……。

まことしやかにささやかれる、死へといざなう岸壁のうわさ ※自殺に対してセンシティブな印象を持つ方は閲覧をご注意下さい

婚約破棄のその後の話。苦労性のヒロインと、彼女を支える、性格の悪いヒーロー。元鞘とかではありません。ハッピーエンドです。

物理学を専攻する大学生、星河美鈴は、幽霊が出ると噂の廃病院を探索中、不可解な現象に遭遇する。やがて彼女は、自身の過去と謎の医師・柊勝己の存在が絡む、恐るべき真実に直面する。 柊医師の狂気の実験により、時間のループに囚われた美鈴たち。永遠に続く恐怖の螺旋の中で、仲間たちの存在が徐々に薄れていく。美鈴は科学では説明できない現象と対峙し、自らの信念を揺るがす決断を迫られる。

　黒猫ツバキは、魔女コンデッサの使い魔である。 　ある日、コンデッサがツバキへ「私はタイムマシンを発明したぞ！」と宣言する。果たしてコンデッサとツバキは、タイムマシンに乗って時間を移動することが出来るのか……？ 「黒猫ツバキシリーズ」の作品です。単品としてお読みくださっても、大丈夫です。 ※『ノベルアップ＋』様にも投稿しています。

ここはとある夜会会場。傍らに可愛らしい男爵令嬢を伴う第二王子から、公爵令嬢への婚約破棄宣言から始まった。 この騒動の勝利は誰の手に渡るのか？ 中身は超テンプレな婚約破棄ものです。 突然思い立って、よくある婚約破棄騒動を競馬とかの実況風にナレーション(？)したかっただけ。 ノリと勢いだけで突き進んでしまった…… お時間のある時にさくっと読んでクスっと笑って頂けたら幸いです。

「カタリナ。お前、わざと下克上を受け入れたろう」 　血の繋がりのない兄エリアスに尋ねられ、カタリナ・アウィス辺境伯令嬢はにこりと微笑んだ。 　その日、聖女として王子と婚約していたカタリナは、王子から婚約破棄を申し渡されていた。 　彼の隣には可愛らしい男爵令嬢がおり、勝ち誇った笑みを浮かべていて。 「これからは私が聖女となり、扉をお守りしますから」 　男爵令嬢は、異界と繋がる扉の封印継続を引き継ぎ、自分が王子の婚約者になると話す。 　けれど、欲深く怠惰な男爵令嬢に聖女の役割は荷が重く…… 　自分が出演する乙女ゲームを未来視として見てしまった二人の聖女……暗殺される予定だった辺境伯令嬢と主人公として愛されるはずだった男爵令嬢の未来は、ゲームのルートから大きく逸れはじめる。 　やがて、決して叶わないと諦めていたカタリナの恋も、進展を始めて…… 　ざまぁは比較的軽め。爽やかなハッピーエンドです。