「そろそろ結婚しようと思うんだ」
恋人の佐伯将吾にいわれたとき、
頭の後ろでウエディングベルが鳴り響いた。
・・・そのベルが彼の次の発言で、頭に落ちてくるともしれず。
「だから、わかれてくれないか?」
付き合い初めてから8年目のその日、
長い春は実ることなく冬に突入した。
振られた理由は、付き合い始めてから12キロも体重が増えてしまったこと。
時間がないと言い訳をして、だらしない生活を送ってしまっていたこと。
彼のココロを取り戻すために、私は女を磨き始める。
すると、周りが・・・?
恋に仕事に頑張るアラサ―女性と、8年付き合った恋人と、新しい恋人との間で揺れ動く中間管理職、そして、すべてに一生懸命なアラサ―女性を優しく見守る上司のトライアングルな恋物語。