巷で流行りの婚約破棄。
令嬢リリーも例外ではなかった。家柄、剣と共に生きる彼女は「女性らしさ」に欠けるという理由から、婚約破棄を突き付けられる。
彼女の手は研鑽の証でもある、肉刺や擦り傷がある。それを隠すため、いつもレースの手袋をしている。別にそれを恥じたこともなければ、婚約破棄を悲しむほど脆弱ではない。
「行き遅れた令嬢」こればかりはどうしようもない、と諦めていた。
しかし、そこへ辺境伯から婚約の申し出が――。その辺境伯には娘がいた。
「分かりましたわ!これは契約結婚!この小さなお姫様を私にお守りするようにと仰せですのね」
少しばかり天然、快活令嬢の継母ライフ。
11/3・11/8追記
誤字報告、誠にありがとうございます。
そんなにも読み込んで下さった上に誤字報告というお手数をお掛けしてしまって…当方の至らない点ではございますが、とても嬉しいです。誤字は修正させて頂きました。
★連載版、準備中です!
2025年8月には投稿開始します。今しばらくお待ち頂けると幸いです。