そこはヒノデ村。
馬鹿げた出来損ないの、悪趣味なおとぎ話じみた村。
どこにでもいる普通の高校生タケヤ(よくある設定。一つめ)は、ある日、異世界に迷い込み(よくあり過ぎる設定。二つめ)ヒノデ村の住民となる。
ヒノデ村。
年末の五日間、鬼はヒノデ村を襲撃し村人たちとの間で、殺戮の宴が繰り広げられる。(まあ言うてもデスゲームだから、よくある設定。そして三つめ)
よくある設定のワルツの中で繰り広げらる、どこにもない物語(独自研究?)
*二〇一五年末、発作的に始まり、まさかの完走を果たした、まさかの実験メタ小説、まさかの続編にして、まさかの普通の小説化。
*年末版の、命を賭した極限リアルタイム要素は削除。だって負けたら死ぬし。
*えー、ヒノデ村なんかの続きをやるなら他にやることあるでしょ! とか言ってはいけない! オジサンは基本的に、需要のないところにぶち込んでいくスタイルなんだ!