※ブシロードコミックス『悪役令嬢? いいえお転婆娘です~ざまぁなんて言いません~アンソロジーコミック』に短編コミカライズとして収録
トレース王国の王女・アンネリセはある日、「私」の記憶を取り戻した。
それによると自分は小説に出てくるラスボスで、主人公である血のつながりのない弟・エルベルトをいじめた末に彼に首をスパーンと切り落とされてしまう。
断罪エンドは、絶対に嫌だ! というわけでエルベルトに王位を譲るために、やんわりと彼をいじめつつ王族として鍛え上げます!
それなのにエルベルトは姉を憎むどころか、慕わしい眼差しを向けてきて――?
「俺は、あなたのことを姉だと思ったことは、一度もない」
……それは今言うべき台詞じゃないと思うけれど!?