公爵令嬢はなにもしない。
政治的な思惑から第二王子の婚約者になった時も。
何故なら彼女は知っているから。
自分は無力であることを。
だからなにもしない──ただし、報われない努力もしないと決めている。
ざっくり言うと、運が悪くドアマットだった公爵令嬢ルシアが色々諦めちゃった後になって真実を知る話。要は今更感との戦い。
※この作者には珍しくシリアスです。
※でも設定はユルユルです。
※電子書籍化されましたがご購入に特典等がありませんので、こちらは電子書籍版での構成変更や加筆修正などは行わず、概ね投稿時のままにしてあります。