人生ままならない。
本当に……ままならない。
深い溜め息はやがて嗚咽になってしまう。散々泣いたのに、涙が尽きることはない。
『客人一名と共に帰る。二十歳の女性だ。屋敷で一番良い部屋を用意し、滞在に不自由のないよう準備しておくように』
二十歳の女性を連れて帰り、屋敷で一番に良い部屋を整えろ。
それは、私に部屋を……屋敷を出て行かせるようにとの指示だ。
離縁。
確かに、それを望んだのは私からなんだけれども。
離縁を望んだ私の手紙には返事を寄越さずに、女性を伴って帰還するとは。
じれじれのすれ違いものです。
主人公が闘病します。苦手な方は回れ右をお願いいたします。m(_ _)m
見切り発車ですが、完結までお付き合いいただければ嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
m(_ _)m
【2025.4.6 追記】
本編(シャルロッタ視点)24話で完結いたしました。
番外編を予定していますが、準備ができてから投稿しますので、ゆっくりになります。
よろしくお願いいたします。