「これからの闘いにはついてこられない」
パーティーのリーダーである幼馴染みの女剣士ユースティアに解雇された商人のアガトは100万ゴールドの手切れ金を受け取りながらも、自分の店を持てずに日銭を稼いでうだつのあがらない生活を送っていた。
そんなある日、突如として強大な悪魔が街を襲い、巻き込まれたアガトは窮地に追いやられる。
絶体絶命の中、自棄になって投げ捨てた一枚の大金貨があろうことか光弾となり、上級悪魔の討伐に成功する。
その報酬としてなんと1億ゴールドもの大金を手にしたアガトのもとに、一人の女神を名乗る幼女が現れる。
「あたしの信徒になりなさい。この地母神ノーマ様に仕えて100億ゴールドを稼ぐのよ!」
運命の悪戯か必然か、そんな二人の冒険と日常の物語。