時代は群雄割拠、広大なる地で劉備、曹操、孫権が覇を争おうと旗を揚げたその時代。
後の世の人々はこれを三国志と呼ぶが、その三国が立つ少し前。
曹操は父より預かった財力、権力を有効に扱い、その手腕を存分に振るって中国全土を支配しようと動いていた。
その魔の手は揚州の孫権、荊州の劉表へと伸びようとしていた。
その頃、劉備玄徳はその劉表の庇護下で軍事力を温存し、また有力な人員を雇うべく、知人の宅へと何度も足を運んでいた。
が、その知人、諸葛孔明はとてつもない変人であった。
その一方、別の国、別の時代、時は2012年、とあるOL。
その女性、香は身長や体型にコンプレックスを抱いていたが、ひょんなことからタイムスリップしてしまった。
そして、荊州の都、そこで二人は出会ってしまった……。
諸葛孔明はたまたま見かけた香に一目惚れ、たちまち宮中に(強引に)招き入れて、部屋でもてなし(そして遊び)、すぐに(だまして)合意の上で自ら妻にしてしまったのだ。
そう、諸葛孔明はロリコンだったのだ……ッ!