ブックマーク一覧 恋愛 全6件
短編
「これは政略結婚だ。おまえを愛することはない」 初めて会った婚約者は、膝の上に女をのせていた。 男爵家の者達はみな、彼女が見えていないふりをする。 どうやら、男爵の愛人が幽霊のふりをして、私に嫌がらせをしているようだ。 「なんだ? まさかまた、幽霊がいるなんて言うんじゃないだろうな?」 私は「うそつき令嬢」と呼ばれている。 幼い頃に「幽霊が見える」と王妃に言ってしまったからだ。 婚約者も、愛人も、召使たちも。みんな私のことが気に入らないのね。 いいわ。最後までこの茶番劇に付き合ってあげる。 だって、私には見えるのだから。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年04月28日
短編
冤罪をかけられた結果、人の住めない「穢れ森」に追放された聖女エヴリーヌは、お一人様サバイバルをしていた。のだが、毛嫌いされていると思っていた宮廷魔法使いの青年セルジュが、なぜか毎日のように訪ねてくる。 人が変わったような彼に戦々恐々とするエヴリーヌと、生真面目不器用青年セルジュの話。 診断メーカー「一台詞と一字でハピエン」(https://shindanmaker.com/941705)で出たお題「「痛いですか」という台詞と森という漢字からのイメージでハピエンになる作品を作ってください。」を元に執筆しました。 ※カクヨム、アルファポリスにも投稿しています。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2022年01月07日
短編
乙女ゲー『夕闇の淵で乙女は祈る』に登場する、ありとあらゆる手段でもってヒロインを追い詰める悪役令嬢カーネリア・ディズ・エネッタ。 彼女はある少年に出会った瞬間、まるで未来を見通すかのようにして自らの辿る破滅の運命を思い出す。 そして、彼女は決意する。 今度こそ、推しを幸せにしてみせる、と。 ※残虐な描写があるのでご注意ください。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2018年03月20日
短編
伯爵令嬢であるマリアは、婚約者であるセヴァルとの婚約を破棄する。 セヴァルは原因不明の病を患っていたのだ。 治る見込みもなく、余命数ヶ月と宣告されていた。 どうすることも出来ない、婚約破棄は当然でもあった。 だが、マリアは知っていた。 セヴァルの病は、とある『呪い』が原因であることを。 そんな彼を救う代わりに、マリア自身が『代償』を支払ったことを。 故に彼女は婚約破棄をする。 ――もう、私には時間がないから。 これは死を決定付けられた婚約者を救うため、全てを犠牲にした、一人の少女のお話。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2019年07月13日
短編
 竜の血を引くフィール王子は、明日で十七となる。十七になれば、竜の本能ともいうべき竜穴を塞ぐ事になっていて、フィールはずっとその日を心待ちにしていた。  竜には魂を分かつ番という相手が存在するため、竜穴を塞ぐまでは恋愛を禁じられており、あらゆる色事から遠ざけられていたからだ。  明日には大人の階段を上ってやる!と決意していたフィールだが、その日妙に心がざわついて、引き寄せられるように行った先には、薄汚い子どもがいた。
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2019年07月26日
短編
サージェント侯爵家の長子、エレノアは家を捨てた。 エレノアにとって、家も愛しい人も、全てが手が届かないところへ去ってしまったのだ。 だったらせめて。 捨てられるのならば、こちらから捨てよう。 誰にも顧みられることのない、私なのだからーーー。 リハビリ代わりに書いたものです、設定の甘さなどなど、宇宙よりも広いお心でお読みいただければありがたいです。 もしかしたら長編にするかもしれないので、宙ぶらりんですが、それでもよろしければ。ざまぁ成分はありません。 題名は「仮」なので予告なく変更されるかもしれませんのでご了承ください。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2019年05月21日