ブックマーク一覧 星5:榊原恵一シリーズ 全19件
連載 完結済 13エピソード
 名探偵・榊原恵一の前に立ちふさがる三つの「究極の密室殺人事件」。小笠原諸島の深海800mを潜航中だった有人潜水探査艇。だが、浮上した潜水艇の中は血まみれとなっており、乗っていた海洋学者とパイロットが刺殺体となって発見される。誰も近づけない深海800mの潜水艇で犯人はどうやって殺人を実行したのか!(『史上最深の密室』)。 埼玉県で発見された古墳の内部で考古学者が射殺される事件が発生。現場となった古墳の石室は完全な密室で、しかも石室前には調査用のカメラがセットされており、さらにそこに被害者の教え子が陣取っていたため誰も石室に出入りできない状態だった……。(『史上最古の密室』)。 北海道石狩平野の田園地帯の真ん中にある無人駅。大雪の降ったある夜、この駅の近くで電車の爆破事件が発生。消防やマスコミが駆け付ける中、突如としてこの駅が炎上し、焼け跡から全身をハチの巣にされた弁護士の死体が発見された! 無人駅周辺は半径500mに渡って足跡一つない雪原で、犯行当時この駅に出入りできた人間は誰もいない。直径1kmというこの広大な密室を犯人はどう突破したというのか!(『史上最大の密室』)。次々と襲い掛かる三つの「究極の密室」を、あなたは榊原より先に解決できるか!
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推理[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2019年06月04日
連載 完結済 13エピソード
 2007年12月、人気魔法少女アニメ『少女戦隊「ジャンヌ・ピュア」』の声優の一人・北町奈々子の首吊り死体がマンションの自室から発見された。警察は諸々の状況から彼女の死を自殺と判断。しかし、彼女の共演者にして恋人でもあった声優・中木悠介はこの結論に納得せず、名探偵と名高い榊原恵一に北町の死の真相を暴くように依頼する。容疑者は彼女の共演者である「ジャンヌ・ピュア」声優陣。だが、依頼を受けた榊原と助手・深町瑞穂の前に立ちはだかったのは、防犯対策を売りとする現場マンションによって形成された鉄壁の密室だった……。幽霊騒動、住人失踪、麻薬密売、過去の高校生不審死……次々と新たな事実が明らかになっていく中、榊原は「魔法少女」の皮をかぶった犯人の正体を暴くべく奮闘を続けていく。果たして、「魔法少女」を殺した裏切者は誰なのか? 榊原恵一、鉄壁の密室殺人を仕込んだ『殺人魔法少女』に挑む!(『カクヨム』でも掲載中)
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推理[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2019年05月14日
連載 67エピソード
 名探偵として数々の大事件にかかわってきた私立探偵・榊原恵一。だがしかし、彼だっていつも大事件にかかわり続けているわけではない! 榊原やその関係者たちがかかわってきた、シリアスからギャグ、そして日常から殺人まで、様々なネタが詰まった一話完結の珠玉の短編集。肩の力を抜いて読んでみてください。書きたいときに書く不定期更新です。(『カクヨム』でも掲載中)
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推理[文芸]
最終更新日:2024年04月25日
連載 完結済 2エピソード
2009年7月、刃物を持った一人の男が都営バスをバスジャックするという事件が発生。東名高速を疾走するバスに対し、警察は機動隊による強行突入を決行するが、突入の際に乗客の一人が犯人の刃物に刺されて死亡してしまい、事件は悲劇的な幕引きを迎えた。ところが、逮捕されたバスジャック犯は最後の乗客殺害に関しては完全否認。しかし、状況的に機動隊の突入時に犯行を行えるバス内部の人間はそのバスジャック犯しかいない。困った担当弁護士は、大学時代の友人である私立探偵・榊原恵一に犯人の発言の成否を判断してもらうことにしたのだが……。
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推理[文芸]
最終更新日:2013年06月19日
連載 完結済 3エピソード
 滋賀県豊郷町豊郷小学校旧校舎。某アニメの影響でアニメの聖地となっているこの建物は、かつて町と町民が校舎保存をめぐって全面戦争を行った場所でもある。そんなこの旧校舎の三階で名古屋の有名建築士が殺害される事件が発生した。アニメの聖地で起こった事件に戸惑いを隠せない警察だったが、肝心の現場は完璧な密室。犯人は誰も入れないはずの三階から忽然と姿を消していたのだ。事件は行き詰まり、進退窮まった担当刑事は、静養で自宅に逗留している友人の私立探偵・榊原恵一に事件の調査を依頼。榊原はこの難解な事件に介入することになる……。アニメの聖地で起こった密室殺人事件の真相とは何なのか。
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推理[文芸] 残酷な描写あり
最終更新日:2013年08月16日
連載 完結済 3エピソード
 2010年7月、榊原探偵事務所の事務員である深町瑞穂は、友人の笠原由衣に誘われて湘南海岸へ海水浴に出かける事になった。人数が足りないという事で名探偵・榊原恵一や秘書の亜由美もこの海水浴に同行することになるが、まったく空気を読まずに真夏の太陽の下でスーツを着込む榊原の見守る中、各々が楽しい休日を満喫していた。が、引率者である由衣の大学の教授が溺死体となって海岸に漂着したことから事態は急変。榊原は県警の要請で捜査に参加するが、容疑者となった由衣の級友たちには全員アリバイがあった……。真夏の海水浴場で、空気を読まない名探偵が見せた推理とは。
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推理[文芸]
最終更新日:2013年12月08日
連載 完結済 2エピソード
 2009年2月。東京では「魔女人形連続殺人事件」という謎めいた事件が発生していた。被害者は全員同じ人形のストラップで首を絞めて殺されており、しかもそれぞれにつながりらしいつながりは一切ない。異常な殺人に過熱する報道。相次ぐ殺人に困った警察は、私立探偵・榊原恵一に事件についてのアドバイスを依頼するが……。
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推理[文芸]
最終更新日:2013年11月01日
連載 完結済 7エピソード
 2008年1月、東京・高円寺で発生したビジネスホテル火災。現場に臨場した杉並第三消防署特別救助隊は出火元の九階に突入して宿泊客の救助作業を行うが、その最中に隊長の蒲生晴孝が殉職する。だが、副隊長の南田芳和はベテラン救助隊員だった蒲生のあまりに不自然な死に納得せず、彼の死の真相を明らかにするように品川の私立探偵・榊原恵一に依頼をする。依頼を受けた榊原はさっそく調査を開始するが、やがて蒲生の死に殺人の疑惑が浮かび上がってくる……。犯人が猛火に包まれた火災現場で消防士を殺害する動機とは何なのか? あまりにも異常な現場で起こった事件の真相に、名探偵・榊原恵一が挑む。(『カクヨム』でも掲載中)
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推理[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2015年09月21日
連載 完結済 2エピソード
 2011年2月、東京の日比谷線では不気味な都市伝説が流れていた。数日前に起こった地下鉄の脱線事故に際し、事故を起こした運転手が女の子の幽霊を見たというのである。しかもこの運転手は、事故後入院していた精神病院から抜け出して事故死していた。榊原探偵事務所事務員の深町瑞穂は、大学の友人から聞いたこの都市伝説を事務所の主である榊原恵一に話す。そんな中、榊原は警察から都市伝説の舞台となった場所の近くのビルで起こった謎の殺人事件の調査を依頼される。発見された遺体は、東京都心部のビル内部だというのに全身泥まみれになっていたというのだ。さっそく捜査を始める榊原。だが、真相にたどり着いた榊原はこう告げる。「これは地下鉄少女によって引き起こされた殺人だ」……。そして、この事件の背後には、榊原でさえ予測できなかった真の恐怖が待ち受けていた。果たして「地下鉄少女による殺人」とは、どういう事なのか?
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推理[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2014年03月15日
連載 完結済 8エピソード
 2010年9月、東京都文京区湯島の取り壊し予定の廃ビルから、リクルートスーツを着た白骨死体が発見された。被害者は京都の大学生・小堀川陽子。遺体は死後一年が経過しており、殺害の痕跡があった事から捜査本部が設置された。が、捜査の結果、彼女は死亡する直前に第一志望の企業の内定を突然辞退してなぜか再び就職活動をはじめ、その一環で東京に出てきた際に殺害されたらしいことが判明。さらに、京都府内の自宅からは被害者が謎の男性と一緒に写った写真と、学生には不釣り合いな三百万円の現金が発見される……。死亡当日に彼女が面接したという三企業を調べる警視庁、写真に写った謎の男を追う京都府警、彼女が突然内定辞退した企業に疑念を持つ大阪府警……。各々の県警がそれぞれの思惑で動く中、ひょんなことから名探偵・榊原恵一もこの事件の捜査に介入。事態は一気に衝撃的な結末へと向かっていく事となる……。女子大生を白骨に変えた「悪魔」を、榊原恵一が追い詰める!
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推理[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2016年09月29日
連載 完結済 2エピソード
 1996年、渋谷の山手線高架下でお嬢様学校の生徒会長が刺殺されるという事件が発生。彼女は真面目な顔の裏で売春を繰り返しており、事件の捜査のために警視庁からは捜査一課トップの捜査班に所属する榊原、橋本という二人の刑事が派遣された。二人は地道な捜査を進めながら次々と新たな事実を明らかにしていくが、やがて一人の容疑者が浮上。最終的に逮捕されたその容疑者が裁判ですべてを認めた事で事件は幕を閉じた。それから13年後、すでに出所していた当時の容疑者が病死し、刑事を辞めて私立探偵となっていた榊原はその容疑者の葬儀に呼ばれることになる。葬儀には当時の関係者たちが一堂に会し、何ともいえない空気が漂っていた。だがそんな中、榊原は彼らに向かって「十三年前の真実を明かす」と言い始めた……。果たして、榊原が十三年越しに語り始めた事件の真実とは何なのか。
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推理[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2013年06月10日
連載 完結済 18エピソード
 1994年、奥多摩の白神村で一人の男が全村民を殺害するという前代未聞の大事件が起こる。後に「平成の八墓村」と呼ばれるようになったこの事件であったが、やがて、事件後に廃村となった白神村に事件の『イキノコリ』が出没して村へ侵入する人間を殺す、という噂が流れるようになっていた。それから十年後、今度は八王子市内を走る路線バスが予備校生によって占拠されるという事件が発生。だが、犯人の無謀な要求によって奥多摩の山道を暴走したバスは運転を誤って崖下に転落。助かった乗客ら十名は、偶然近くにあった旧白神村へと避難して救助を待つことになった。ところが、翌日運転手が首切死体となって発見され、さらに乗客二人がバラバラにされて殺害されてしまう。互いに疑心暗鬼になる乗客たち。だが、一人、また一人と乗客たちは殺害されていく。殺人鬼は自分たちの中にいるのか、それとも噂の『イキノコリ』なのか。今、十年のときを経て「惨劇の村」で再び殺戮の幕が開く。誰が死に、誰が生き、誰が殺して、『イキノコル』! (『カクヨム』でも掲載中)
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推理[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2014年01月20日
連載 完結済 5エピソード
 2007年9月、私立探偵・榊原恵一は奈良の大和大学歴史学教授・黒羽要五郎に呼び出され、勝手についてきた自称弟子の深町瑞穂共々奈良の地に足を踏み入れる。一ヶ月前、明日香村近くの原田山から『原田山13号遺跡』という四世紀前後の遺跡が見つかり、その石棺から遺跡の主である女性と思しき遺骨が見つかっていた。が、遺骨を検分した法医学者の話では、この遺骨には殺害の痕跡が認められるという。榊原に依頼されたのは、この一五〇〇年以上前に起こったとされる古代の殺人事件の状況解析だった……。今まで受けた事もない種類の依頼に、榊原は戸惑いながらも調査を進めていく。だが調査を進めるうちに、榊原はこの遺跡に隠されたある秘密にたどり着く事になる……。榊原恵一、まさかの歴史ミステリーに挑む。(『カクヨム』でも掲載中)
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推理[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2015年04月02日
連載 完結済 7エピソード
 2008年2月14日のバレンタインデー。都内にある都立共栄高校で一人の男子生徒が毒殺されるという事件が発生した。凶器は下駄箱に入れられていた毒入りチョコ。被害者は同校の野球部のエースピッチャーだったが、彼にはいじめを主導していた疑いがあり、このいじめの標的となっていた科学部の松北泰助という生徒に疑いがかかる。が、松北は中学生時代の同級生である深町瑞穂を通じて私立探偵・榊原恵一にいじめの解決を依頼しようとしていたところであり、松北の依頼から榊原は事件の捜査に介入。彼の推理により松北を含めた七人の容疑者が浮上したが、一癖も二癖もある容疑者たちの証言が警察と榊原を翻弄する……。果たして、バレンタインを血に染めた毒殺魔は誰なのか!
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推理[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2017年02月14日
連載 完結済 12エピソード
 2005年9月12日、千葉県木更津市で一人の女子大生が殺害された。被害者は全身に暴行を受けた上に髪を切り取られるという残虐な殺され方をしており、発見者の証言から事件の数日前から彼女が正体不明の何者かによるストーキングを受けていた事実が発覚する。そして、これが後に「シリアルストーカー」と呼ばれる事になる連続殺人鬼の悪夢が始まった瞬間だった……。千葉県下で一ヶ月に一度のペースで律儀に犯行を繰り返す「シリアルストーカー」に千葉県警の対応は完全に後手に回り、ついに犯行は隣接する東京へ波及。事件は過去二十四件しか指定されていない「警察庁広域重要指定事件」へと発展してしまう。五人もの犠牲者を出し、さらなる犠牲が想定されるこの事件に対し、ついに警察は名探偵・榊原恵一への出動を要請するが……。榊原恵一と、凶悪連続殺人鬼「シリアルストーカー」の対決の幕が上がる! 果たしてこのシリアルキラーの正体は誰なのか!(『カクヨム』でも掲載中)
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推理[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2016年04月22日
連載 完結済 11エピソード
 2008年6月。巡回中の警察官が、全身に切り傷を負って血まみれの包丁を持ったまま路上に倒れている女子高生を発見。近くにある自宅に踏み込むと、室内で死亡している男性が発見された。死亡したのは五年前に妻を殺して指名手配中だった凶悪殺人犯・岸辺和則。救助された女子高生・吉木瑠衣子は事件のショックから事件当時の記憶を失っていたが、警察は現場の状況から殺人容疑で逃亡中の岸辺が強盗目的で瑠衣子の家に侵入して彼女を包丁で襲ったものの、瑠衣子の抵抗で包丁を奪われて返り討ちにあったと判断。瑠衣子には正当防衛が成立し、岸辺殺害の罪には問われない事となった。だが、正当防衛とはいえ人を殺してしまった瑠衣子は罪悪感に苦しめられ、事件後二週間経っても登校できない状態が続いてしまう。そんな中、時折蘇る謎の記憶……暗闇の中「逃げろ!」と自分に叫ぶ謎の声。失われた記憶に苦しむ瑠衣子はミス研部長・深町瑞穂を通じて私立探偵・榊原恵一にこの失われた記憶の解明を依頼。依頼を受けた榊原は事件を調べ始めるが、この一見ありふれた事件は思わぬ展開へと突き進んでいく事となる……。榊原恵一がたどり着いた衝撃の真実とは何なのか!(『カクヨム』でも掲載中)
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推理[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2019年05月01日
連載 完結済 8エピソード
 2008年1月5日、榊原探偵事務所の自称助手である立山高校ミス研会長の深町瑞穂は、友人からネット上で話題になっている都市伝説「きさらぎ駅」の話を聞き、興味本位で榊原に話した。ところが、榊原はその都市伝説が起こったとされる2004年1月8日に物語の舞台とされている静岡県浜松市近郊で一件の殺人事件が発生しており、被害者の名前が「如月鳳鳴」という民俗学者であった事から県警の中では「如月事件」と呼ばれていた事、そして榊原が被害者の友人で、その縁から事件の捜査に介入していた事を明かす。予想外の話に驚きを隠せない瑞穂に、榊原は事務所に保管していた当時の捜査記録を見せる。そこには、四年前に静岡で起こった不可思議な殺人事件の記録が克明に記されており、しかもその最有力容疑者とされた人物はまさに「きさらぎ駅」伝説の発生した時間帯に謎の失踪を遂げていた……。そしてその3日後の2008年1月8日、「如月事件」からちょうど4年が経過したこの日、事件は思いもよらぬ形で一気に急展開を迎える事となる……。『現実』の名探偵・榊原恵一が、『虚構』の都市伝説「きさらぎ駅」をめぐる怪事件に挑む!(『カクヨム』でも掲載中)
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推理[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2019年05月07日
連載 完結済 3エピソード
 2009年8月、榊原探偵事務所の自称助手・深町瑞穂は滋賀県大津市にある叔母の家からの帰りで大津駅に立ち寄っていた。が、電車を待っているとそこにかつての事件で知り合った京都府警の刑事たちが現れ、わけもわからないままに駅員室に連れ込まれてしまう。その前日、京都の金融会社社長・石倉元治の娘が何者かに誘拐されるという誘拐事件が発生しており、彼ら京都府警はその身代金受け渡しの真っ最中だったのだ。警察や石倉をあざ笑うかのように彼らをあちこちへと引き回す犯人。一連の行動から警察はこの大津駅で犯人が身代金を奪取するつもりと見て厳戒態勢を敷く。が、その直後、警察の想像を超えるとんでもない事態が発生して……。榊原の自称助手・深町瑞穂が探偵役のスピンオフ作品登場。
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推理[文芸] 残酷な描写あり
最終更新日:2013年11月01日
連載 完結済 15エピソード
 2007年4月、都立立山高校に入学した女子高生・深町瑞穂は、高校生探偵と名高い野川有宏率いるミステリー研究会に入部し、その活動の過程で、「真の探偵」の異名を持つ元警視庁刑事の私立探偵・榊原恵一と邂逅。ひょんな事から榊原と共に豊島区で発生した生命保険会社強盗殺人事件の調査に関わる事となり、そこで初めて本物の「犯罪」の恐ろしさと、それに一歩も引かずに論理だけで立ち向かう榊原という「名探偵」の実力を目の当たりにすることとなった(第一部「豊島区生命保険会社強盗殺人事件」)。それから二ヵ月後、ある事情で榊原と再会した瑞穂は、彼女の所属するミス研で過去に二人もの人間が不審死を遂げており、さらに榊原にその不審死の調査を依頼した元刑事も先日何者かに殺害されたという事実を知る。同じクラブのメンバーを疑うことに葛藤する瑞穂だったが、その翌日、文化祭の準備で賑わう立山高校の部室棟で、四人のミス研部員が同時刻に別々の場所でほぼ同時に殺害されるという前代未聞の不可能犯罪が発生。依頼を果たすため捜査に介入する榊原と、部員の敵を取ろうと榊原に推理勝負を持ちかけるミス研部長・野川有宏。ベテラン探偵と高校生探偵……対極に位置する二人の推理対決が幕を開ける。果たして、この不可能犯罪の真相とは、そしてミス研が抱える「秘密」とは何なのか(第二部「都立立山高校同時多発殺人事件」)。今、極限の推理勝負が始まる!(『カクヨム』でも掲載中)
作品情報
推理[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2013年05月14日