『クーデレお嬢様のお世話をすることになりました』の続編にあたる【恋人編】です。
こちらからお読み頂いても分かる物語となっておりますので、そのままお楽しみ頂けたらと思います。
お時間が許されるのであれば『クーデレお嬢様のお世話をすることになりました』にも目を通して頂けたら幸いです。
キミと出会ってから長い時を共に過ごしたね。
共に高校卒業後の進路や、大学卒業後の就職活動を励まし合った。
社会人になり、会える時間は少し減ったけど、それでも変わらない関係に安堵していた。
でも、俺達の関係は今日で――変わる……。
――って、まぁ……もう戸籍上は変わってるんだけどね……。
それでも、今日この日こそが本当の関係の変化だと実感出来る。
教会の鐘が鳴り響く中、俺はキミと出会い、恋人になった高校2年の頃を思い返した――。