例えばもし、一般人や自分が異世界に放り込まれたとして、どうなるだろうか。
いや、そうでなくとも、異世界の方からこちらの世界にやってきたならば。あなたはゴブリンやオークといった幻想に勝てるだろうか。
桜義 仁は特筆することもないような、普通の高校生だった。そう、日常の中では普通だった。異常が日常となった時、彼はただひたすらに、誰よりも生きようとした。周りを巻き込み、助け、助けられ、過酷な世界で彼らは困難へと立ち向かう。選んだ傷と積み重ねた後悔こそ、彼の力だった。
夢でしかなかった幻想が現実となった時、人々が見るのは瑞夢か悪夢か。
これは幻想と現実の入り混じった世界で人々はどう生き、何を成し、何を失うのかという物語。
生き抜け、生き残れ。
本編完結済み。暗く、重いお話です。ネタバレに近い感想返信があります。申し訳ありませんが、最後までお読みになっていない方は、感想欄を見るときにご注意ください。
別のキャラが主人公の外伝、始めました。