『十で神童、十五で才子、二十過ぎれば只の人』
アーニャは私の幼馴染である。彼女は天才で、成績はいつもトップクラスで学校中の憧れの的であり、将来有望な少女である。でも彼女が挑んでくる勝負に私は1度も負けたことは無く、いつも悔しそうに泣きべそをかくのは彼女の方である。
それは何故か。それは私が『転生者』であり、前世の記憶を持っているためだ。
―――この物語は『転生者』である平凡な私と、『天才』である無謀で有望な少女との闘争のお話である。
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