ブックマーク一覧 まだ読んでない 全4件
連載 完結済 58エピソード
◇2021年11月25日、完結しました! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「私には、この大王国の黄昏の鐘が聞こえるよ」  強大なる中央集権国家を維持するため、稀代の悪法を用いて繁栄を極めてきたロジオン王国が、今、ひそやかに、変革の時を迎えようとしていた。その引き金を引いたのは、魔術師団長のゲーナ・テルミンとその甥のアントーシャ・リヒテル、そして、王国への怒りが限界に達しつつある地方領主たちだった。  洗練を極めた王族、老練な政治家、忠義に生きる騎士たちは、その流れを堰き止めることができるのか。一方、アントーシャたちが強大な王国を倒すために採ろうとしている前代未聞の手法とは——。  ソリッドファンタジー長編小説『フェオファーン聖譚曲(オラトリオ)』シリーズ第一作。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ○opsol book(オプソルブック)より書籍化された作品に加筆修正を加えたリニューアル版で、改めての書籍化も決定しており、2022年春期刊行予定となっています! ○「須尾見蓮」名義で「神霊王国物語」シリーズとして、『神霊術少女チェルニ〈連載版〉』『神霊術少女チェルニ 往復書簡』等も連載・掲載中です! ○『神霊術少女チェルニ(1)神去り子爵家と微睡の雛』opsol bookより書籍化決定し、年内発売に向けて準備中です!
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年11月25日
連載 101エピソード
 これは、世界樹の森で見た、遥か昔、遙か遠くの夢の記憶。  中世、中欧にスイスという国がまだ生まれる前、そして建国の時を迎えようとしている胎動の時代。  神聖ローマ帝国は長く王の空位の時代が続いて、アルプスの領邦はそれぞれに独自の自治を築き上げていたが、新しくハプスブルク家の王が立つと、それらの領は次々と王の支配下に組み入れられていった。  一番山奥の領邦で、修道院を主な領主とするウーリは、アルプスの峠道の開拓をし、独立の自治の体制を築き上げていた。それは青空会議で政治的決定をする直接民主制で、王や領主からも独立した自治の特許を得たものだった。このウーリにも新しい王の魔手は迫っていた。  ある日、羊飼いのアルノルトと妹のアフラは迷子の子羊を追い掛けて、眠りの森の中に大きな楢の木と小さな家を見つけた。そこで出会ったヴァリス人の子供に手掛かりを聞いて、さらに山を探して歩くと、そこで高貴な人々に出会う事になる。それは周辺国の王族の子供達だった。アフラは王族の子供達に気に入られてしまい、そこからこの兄妹達とウーリに様々な騒動と、歴史的出来事が起こって行く。  そして、この子供達は旅を通じて成長して行き、弓の名手、ヴィルヘルム・テルと共に、スイスの建国の前身を作って行くことになる。  この物語は夢の中の風景であるに関わらず、実在の人物が登場する、スイス建国の詳細な物語でもあります。  読む人は中世中欧の当時の生活風景や、今や消えかけたその伝統を、明快な歴史ビジョンで辿って見て行けます。そのため、所々、学究的な難しい話を含みます。  中世ヨーロッパの精神の中心に到達する、夢の奥源の旅でもあります。  この作品には歴史研究として5つの試みが篭められています。  ① スイス建国の歴史的背景、中世当時の民族風景を描く  ② スイス圏を始め、ドイツ、ブルグンド、イタリア、チェコ、    中央ヨーロッパの歴史文化を広く拾遺し、文化や思想の源流を描く   ③ 初期ハプスブルク王家とブルグント圏との戦いの歴史に、新たなビジョンを示す  ④ 当時を席捲し、消えていった、エックハルトの神学を判りやすい言葉で解題する  ⑤ 中世当時の医療のあり方と、ハーブ医療の歴史  これらを研究する方は、より明快な全体像を見ることでしょう。
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歴史[文芸]
最終更新日:2021年05月05日
連載 141エピソード
説話を司る神の忘れられた御名において、はじめましょう。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2024年11月18日
連載 782エピソード
■現在ヒーロー文庫より、4巻まで発売中です。  聖遺物奪還の任を負った若き聖騎士:アシュレは、滅亡し荒廃したイグナーシュ王国で、永劫の夜に囚われた夜魔の姫:シオン、忘れられた古代の土蜘蛛王:イズマと出会う。  その出会いが起こした火花は、炎となり歴史を動かす。  待ち受ける強大な敵──オーバーロード、蠢く巨大な陰謀に、英雄たちは己の意志と、その顕現である《スピンドル》を頼りとして抗う。  そして、幾重にも絡み合う恋の行方は、どこへ決着するのか。  聖剣:〈ローズ・アブソリュート〉の輝きが険しい道程を照らし出すとき、燦然のソウルスピナ:《魂紡ぐもの》──その謎は解けるのか。  これはファンタジーであり、同時に《魂》の秘蹟に迫る物語。 ■書籍版の著者名、イラストレータ名が「蕗字 歩(ろじ あゆむ)」となっておりますが、こちらは、小説を担当する「奥沢 一歩」とイラストを担当する「蕗ノ下 まほそ」のユニット名となります。  ※奥沢 一歩と蕗ノ下 まほその個人運営ブログである 自走式空想会社・クルーシブル において「燦然のソウルスピナ:プロトタイプ版」が掲載されていますが、なろう掲載分が「最新版」です(http://crucrucible.blog.shinobi.jp/先行版と「小説家になろう版」では一部表現が変更されている箇所が存在します)。  なお、本編中のイラストは、共同製作者である「蕗ノ下 まほそ」の手によるものものであり、完全な使用許諾を得て掲載しております。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年04月23日