ブックマーク一覧 短編 全342件
短編
精霊の擬人化、顕現という偉業を成し遂げた伯爵令嬢ポーラ。だがある日聖女のものになりたいと精霊に縁切りを迫られてしまう。 前世の記憶を持つポーラは「はいはい、やっぱりね」と素直に縁切りに同意するが……? もはや何番煎じともいいがたい使い古されたネタ。異世界ファンタジーなので設定はゆるっと。好きに想像して楽しんでくだされば嬉しいです。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年07月11日
短編
美しくないが優秀な第一王子妃に嫌味ばかり言う国王。 美しい王妃と王子たちが守るものの、国の最高権力者だから咎めることはできない。 第二王子が美しい妃を嫁に迎えると、国王は第二王子妃を娘のように甘やかし、第二王子妃は第一王子妃を蔑むのだった。
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ヒューマンドラマ[文芸] R15
最終更新日:2025年04月18日
短編
 ある日聖女になってしまったアリア。聖女と言ってもその実態は単なる神様の話し相手だった。話し相手というか話の聞き役というか……ともあれそのせいで、アリアとしては知らなくてもいい事まで知る羽目になってしまったのだ。  そんなアリアに、聖女の力を解き明かしたいと思った令嬢・イルマが纏わりつく。知らないままの方が良い事だってたくさんあるけれど、しかしイルマは納得しない。そうしてイルマはとうとう周囲をも巻き込み始め――
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その他[その他] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年05月13日
短編
聖女とは全ての疾病を癒し、全ての傷を癒し、全ての害意から守る者とされている。最も神に近い存在とされ、結婚できる相手は神以外にはないとされるため、聖女になった者は皆結婚せず、子を一人も生さないという。 自分こそが最も心清らかであると確信できる人間が、心清らかであるはずがない以上、誰が聖女として選ばれるかは分からない。それでも、この乙女なら聖女に選ばれるかもしれないと他人から思わせる人間は一定数いた。それは救国の英雄だったり、可憐な王女だったり、教会のシスターだったりと様々だが、私の場合は目の前にいる平民の少女だった。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2021年07月22日
短編
 金の入った袋を握りしめたまま、少女は考えた。男の意図は分かりかねるが、積極的な排除はしてこない。恐らくこの先、何度挑んでも殺されはしないだろう。  だが同時に、今のまま何度挑んでも、一生この男を超えることは出来ないに違いない。多分レベル99に至ったとしても。それほどまでに今の自分と男には、決定的な何かがあった。  両親の仇だけを考えてきた少女の中に、僅かだが炎が宿った。それが嫉妬なのか、執着なのかは、この時はまだ本人にも分からない。 「申し遅れました。私の名はリリー・クラウディス。失礼ながら、御尊名を賜りたく」  当然無視された。だが反応を予想できた事が、何故か少しだけ楽しくもあった。  リリーは男の丸太よりも少し小振りな幹に持ち手を作り、男の真似事をし始めた。それが彼女の日課になった。そして男の方もまた、無視を続けた。  寡黙な剣聖と、剣聖に挑み続ける少女リリー。これは勇者パーティーの壮大な冒険譚には残されなかった、小さな復讐劇である。
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ヒューマンドラマ[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年04月09日
短編
 ……まじ?この人、善意で注意してたってこと?あの言い方で!?いやいやいや、踏まれたことを責め立てたようにしか聞こえなかったよ!?叱り方下手すぎでしょ! 「でもこんなだから、よく煙たがられますの。あまり私の近くにいない方がよろしいですわ。周りからどう観られてるか、分かったものじゃありませんから」  それはこっちの台詞なんですが……。  ん?まてよ?…………これだ! 「あのー……」 「何かしら?そろそろ初日説明が始まりますわよ」 「もしよろしければ、アレクサンドリーヌ様の今後のご指導について、私にマネージメントさせて頂いてもよろしいですか?」 「……え?」 「私、感動しました。他人のためにそこまで叱れる人がいるだなんて」 「え、ちょ……ご指導だなんてーー」 「是非、協力させてください。なんなら子分や手下、いやいやいっそ取り巻きの一人にしてもらっても構いませんので」 「子分……!?て、手下って、何言ってるか分かってますの……!?」  ここに、あったじゃないか。ストレス発散になって、親も納得出来て、かつ卒業後も不利にならないような趣味が。  ずばり……悪役令嬢のマネージメントだ!この人と協力して、不良貴族を正し、怠けた連中を公然と叩きのめす!先生からの評価も上がるし、卒業後のアピールポイントにもなるし、何より溜め込んだストレスの発散になる!  しかし、私はまだ知らなかった。この素晴らしい考えが、後の悲劇と鳥肌を生むことを。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年04月22日
短編
サンセット伯爵家には、一人娘のトワイライトしか子どもがいなかった。長く患った母が儚くなって、すぐに父は後妻と異母妹を紹介した。さらに父は、伯爵家の跡継ぎを異母妹にすると言う。それを聞いた異母姉妹の顛末。     姉はドアマットになりませんし、異母妹は欲しがりません。多分全方向大団円。さらっと読めるストレス皆無の短編です。   誤字脱字報告ありがとうございます!大変たすかります。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2025年06月06日
短編
「……?」  ……何かが聞こえた気がした。いや、確かに聞こえる。猫が喧嘩でもしているのだろうか?  なんとなく気になった私は、雨に濡れたまま鳴き声の元へ向かった。するとーー 「フォレストウルフの群れか。でもあれは狼の鳴き声じゃなかった。猫でも仕留めたのか……いや、あれはッ!?」  抜剣。直ちに突撃。敵の数は4。豪雨で鼻と耳が利かなくなっているのか、それとも飢えすぎて弱っていたのか。何かを咥える狼の背を両断するまで、他の三匹は反応できていなかった。 「ウゥゥゥゥ!!」  野生動物らしくすぐに威嚇を始めたが、今から威嚇するようでは負けを認めたようなものだ。私は狼が咥えていたものを胸に抱きながら、残る雑魚に鉄剣を叩き込んだ。  群れにあって、最初に獲物を食らう権利を持つのはリーダーだ。そのリーダーの背骨が両断された時点で、統率を失ったこいつらの死は確定していた。  捨て犬のように情けない悲鳴を上げた3匹に介錯をした私は、すぐに獲物の正体を確認した。  ……間違いない。人間の赤ん坊だ。
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ヒューマンドラマ[文芸] R15
最終更新日:2025年06月07日
短編
魔王城直前のダンジョンの深層で、俺は勇者パーティから追放を宣告された。理由は俺が覚醒したスキル《本屋召喚》がまるで使いものにならないからだというのだ。理不尽な仕打ちに納得のいかない俺だったが、素直にめげるタマじゃない。《本屋召喚》を使いこなして成り上がってやるぜ!
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コメディー[文芸]
最終更新日:2023年03月02日
短編
笠と手ぬぐいを供えられた6体のお地蔵様が、恩返しのために山道を進んでいると気がつけば異世界に転移していた。乱暴なゴブリンに壊されそうになったところを2人の女冒険者に助けられ、お地蔵様たちは恩返しを行うことに決める。ゴブリンの大群に立ち向かう女冒険者達を前に、お地蔵様は果たしてどうするのか?
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2022年07月29日
短編
時は令和2年。鳥獣保護法に違反する罠にかかってしまった一羽の鶴が、過疎の村の青年に助けられた。青年に恩返しをしようと奮闘する鶴だったが、家を訪ねても交番に案内されるばかりでいつまでも恩返しができない。果たして、「鶴の恩返し」は成功するのか? 現代の昔話が、いま幕を開ける。
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童話[その他]
最終更新日:2022年10月16日
短編
聖女アイナは転んでしまった。その勢いで顔を隠していたベールが飛んで、顔を見られてしまった。野良聖女の疑いでアイナの取り調べが始まる。寝る間を惜しんで働いていただけなのに…… *誤字報告をありがとうございました!
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2025年03月19日
短編
女魔王ネイラは魔界から人間の王国に攻め入ったが、勇者レッセンを一目見るなり「かっこいい!」と惚れてしまい、侵略を中断した。 かくして人間と魔族は和解し、ネイラは魔王城を築き、人間界に滞在することにした。 そんなある日、レッセンが城に来るというので、ネイラはレッセン好物の“ハンバーグ”でおもてなししようと決める。 側近であるメルドと共にハンバーグ作りを始めるが、料理などやったことないネイラは悪戦苦闘することになる……。
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コメディー[文芸]
最終更新日:2025年03月03日
短編
1人の元天才少年が、1人の天才少女と出会って、かつての自分を取り戻す話
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純文学[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年12月13日
短編
 乙女ゲームの好きな平凡な少女、小林恵美は交通事故に巻き込まれ、目を覚ますと乙女ゲームアプリ「星の乙女と救世の騎士」の悪役令嬢レミリアになっていた。世界の滅亡と自身の破滅を回避するために恵美は奔走する!  ……その努力も虚しく、同じく転生者であるヒロインの「星の乙女」に陥れられた恵美は婚約破棄された上で星の乙女の命を狙ったと断罪された。そのショックで意識を失った恵美の代わりに、中から見守っていた「レミリア」が目を覚まし、可愛い「エミ」を傷付けた星の乙女と元婚約者の王子達に復讐を行う。  主人公は「レミリア」です。  書籍化決まりましたありがとうございます!  改稿して連載形式で投稿したものをベースに書籍化作業を進めてます。続報は活動報告などにて。  2020/6時点短編総合一位 ※ガールズラブタグは「人によってはガールズラブを感じる」くらいの描写です。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写ありガールズラブ
最終更新日:2020年05月06日
短編
 腱鞘炎で聖剣が抜けない勇者と四十肩で腕が上がらない魔王が邂逅してしまったので、勇者は棒立ち、魔王は着席のままで、お互いの不調を隠して会話を続けるお話です。 (魔王が剣呑なことを言うのでR15にしていますが剣呑なことにはなりません。)
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ハイファンタジー[ファンタジー] R15
最終更新日:2023年01月23日
短編
 魔王城の玄関前で絶望している魔王(買い物帰り)を発見した勇者が、ピッキングで鍵を開けてあげた結果、手作りパンを振る舞われたりボドゲで遊んだりするお話です。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2024年07月25日
短編
弟のヨシュアが家訓に従って相談してきた。平民女性と殿下の幸せな結婚を。 それを聞いたミーナは3つの方法を教えるのだった。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年04月27日
短編
掌編小説日常シリーズです。 ある日の母と娘のたわいもない会話です、左右の判断を苦にする娘があみだした独自の方法とは? 中身のない日常を切り取った掌編小説です、少しでもほっこりしてくれたら嬉しく思います。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2023年09月29日
短編
この国の王女の顔には大きな傷跡がある。 第二王女メリルは幼い頃に不慮の事故によって顔に大きな傷を負ってしまった。それは誰のせいでもなく自分の不注意のせい。だから誰も責める事が出来ずに鏡で自分の顔を見るたびに泣いていた。 いつしかメリルは仮面で顔を隠し、人と接する事を拒むようになっていった。それが更なる憶測を呼んでありもしない悪い噂が広がっていき、それがメリルをさらに傷つけていった。 このままではメリルが王族として生きる事は難しく、お互いに歩み寄る事が出来なくなってしまう。ならば身分を廃して隠遁生活を送らせるしかないと判断し、メリルは自身を王族から廃棄してもらい王領にある奥の院で静かに暮らす事となった。 こうして王家の一族から王女メリルというひっそりと名前は消え、悪い噂は人々の記憶から薄れていった。 そして奥の院にてメリルは静かで穏やかな日々を送ろうと思っていた矢先に・・・かつて疎遠となっていた実の兄や異母兄弟達、父や母、様々な人達がひっきりなしにメリルの下を訪れるという賑やかな日々が続いていく。 すれ違いや誤解が紐解かれて行き、お互いが歩み寄って大きく成長していくメリル、これは心と体に深い傷を負った王女が新たな自分を見つけ一歩を踏み出す物語。 *今作は前作の「廃棄姫はなぜか今日も忙しい」の完全続編で登場人物も同一の後日話となります。初めての方でも楽しめるようには書いたつもりですが、合わせて前作も読んでいただけるとより楽しめる内容となっております。 前作「廃棄姫はなぜか今日も忙しい」 https://ncode.syosetu.com/n9077hj/
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2022年04月29日