幼馴染の勇者に婚約破棄され、村を追い出された私は自分探しの旅に出る~『灰色乙女の流離譚』から改題
「オリヴィ、君をこの村から追放する!!」
と言われたわけではありませんが、育ててもらった村から私は出ていかねばならなくなりました。どうやら、王女様が私の婚約者に一目ぼれしたようで、命の危険を感じるので村を出なさいと義両親にいわれたから。
でも、問題ないわ。そんな予感してたから。バーン兄さんが『勇者』の加護を持ち騎士の道へと進み、私に加護が無かった時から【こんなこともあろうかと】準備は整えていたのよね。私はとても力持ちだし、怪我だってすぐに治ってしまう。それに、どれだけ野良仕事しても日焼けしないし、魔術だって使えるし、弓や罠だって使いこなすんだから村を出ても問題ない……たぶん。
それに、私は村にとっても外人だから……冒険者って生き方もわりと合っていると思う。
――― このお話は孤児の女の子『オリヴィ』が村を追い出され冒険者になり自分探しをするだけのお話です。彼女は人外なので……問題はありますが心配はありません。
□『旅立ちからのトラスブル』
@201215「この作品はカクヨムでも掲載しています」
□『大司教座都市メインツ』
□『鉱業都市エッセ』
□『商人同盟都市ルベック』
□『オリヴィ故郷に帰る」
オリヴィの活躍は『妖精騎士の物語』『灰色乙女の英雄譚』『煉火の聖女 巡禮記』でもご覧いただけます。宜しければそちらもお読みくださいませ。
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