進藤って知ってるか？そう、あの背の高い。あいつの家の近くに小さな山があるんだけど、そこにちょっとした都市伝説みたいなのがあるんだよ。あぁ、丑三つ時にそこを車で走ってると、いつの間にか後部座席に知らない人間が乗り込んでくるんだ。……ありきたりだって？俺だって最初はそう思ったよ。で、この前大学の友達とそこに行ってみたんだ。そしたら…………

あるネット小説を読んだ男の独白。 ※エッセイではありません。

とある神殿の奥にある台座に、勇者だけが引き抜くことができると言われる聖剣があった。そんなものが目の前にあったら、とりあえず抜いてみようと思っちゃうよね。

異世界に転生した俺は親の跡を継いで食堂を営んでいた。 前世のレシピを再現した食堂はそれなりに繁盛していたが、その生活はある日終わりを告げた。 隣国から攻め込まれ、自国により徴兵された俺は戦場に立つことになった。 チートを持っている訳でもない俺が戦場で無双できるはずもなく、絶体絶命の瞬間を迎える。 その時、俺を助けてくれたのは……。 ※【R15】と【残酷な描写あり】は戦争の話があるためです。

―　悪魔と契約した人間は不幸になる　― そんな言葉をどこかで聞いたことがあるが、俺の場合は少し違う。 俺の場合、不幸になるのは俺自身ではなく俺の周囲の人間だ。 不幸が降り注いだその誰かの近くに佇む俺の元に、必ず“あいつ”はやって来る。 そして、その口を三日月形に裂きながら言うのだ。 「わたしなら、その人を助けてあげられるよ？」と。

雌雄を決す（http://ncode.syosetu.com/n9981du/30/） 狼子　由様の素敵企画【【習作】描写力アップを目指そう企画】にて、上記作品を寄稿させていただきました。 【因縁のラストバトル】というお題のもと、２０００文字以内でしたためた〈雌雄を決す〉。 このお話はその〈雌雄を決す〉のアンサーストーリーです。 もとのお話と同じように、２０００文字以下でしたためております。 もとのお話を読まず、このお話単体でもお楽しみいただけるとは思います。 ですが、興味を持たれました方は是非、このお話の対となる〈雌雄を決す〉も一緒にご覧いただけますと幸いです。

【短編】８０００文字程度のホラーです。 ■あらすじ■ 「ＳＮＳ上にも、もったいないお化けって出るらしいね」 ※エブリスタでも公開しております。

　とあるフルダイブ型のＶＲＭＭＯゲームで、チーターがいると掲示板で話題となった。

中学の半年間いじめられ続けていた少年が、三年になって実行した復讐の方法とは

東堂奏、三十二歳。 今日もまた、必死にミシンを動かします。

結婚して、すぐに亡くなってしまった優子の連れ子の亜季。 どうしたらいいのかわからなく葛藤する大輝の前に、死んだ優子が現れた。 義理の娘と父の愛の物語。

『新居での荷物の開封が終わり一息入れようと思って風呂に入ったら浴槽に現実のものでない幼女が入っていた』 幽霊で少しオカルトな話。

魔王を倒しに来た勇者。 彼は魔王に対し、その覚悟を問う。 しかし、魔王から帰って来た台詞は奇妙で……。 一体魔王に何があったのか。 勇者は仕方がなく聞き役に回る。

俺はブラック企業に勤め続けた結果、ある日あっさりと過労死した。 しかし、ふと気が付くと見たことのない和室にいて、小さなじいさんにある場所の管理者になって欲しいと頼まれた。 ダンジョンマスター転生キタコレ！！ 一気にテンションMAXになった俺は、即座にその提案に乗ったのだが……これ、なんか思ってたのと違う！！

なんか変な女がやって来た。早く帰って欲しい。 ※これは、作者が連載作品の執筆中に“癒しの聖女”と書くべきところを“いわしの聖女”と書き間違えたことから生まれた短編である。故に、びっくりするほど中身はない。

十五夜・刀・ウィスキーの三題噺です。今夜が十五夜なので、投稿してみました。イギリスの居合道場で月見をする師範と、道場に通うクレアのお話です。

あったかいさんは、どこにいるんだろう？

人類が緩やかに衰退し四人にまで減った世界。人類を生かすための生産や製造はロボットや生体機械が行っている。やることがない人類のひとりであるハイネマンは、人類最後の冒険家として旅をする。そんななか彼は最後の人類の中で一番若い女性のもとを訪れる。

人類が緩やかに衰退し五人にまで減った世界。私は自分の死期がせまっていることに気づきます。残されることになる娘に私は最後まで微笑んでいようとするが、それは難しいことでした。

幼なじみと近所の神社まで初詣に行くお話です