ブックマーク一覧 お気に入り 全164件
連載 完結済 35エピソード
「お姉様のドレスちょうだい!」と、貴族としては恥ずかしいことを言っていた可哀想な平民育ちの義妹デイジーに、生粋の公爵令嬢リナリアが淑女教育を施してあげたら『傾国の令嬢』に進化してしまった。  デイジーは王子や令息たちを魅了してしまい国家を揺るがす騒動となるがリナリアは知略で危機を乗り切って征く。  短編「かわいそうな欲しがり妹」の連載版。
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その他[その他]
最終更新日:2025年07月13日
連載 完結済 31エピソード
学院の卒業パーティーにおいて、公爵家の令嬢であるセリーナは、婚約者である王太子エドワードから婚約破棄を告げられた。 理由は聖女エレノアに対する悪質な嫌がらせの数々。セリーナは犯行を認めたものの「結果的に殺していない」と無実を主張した。 結果、王の裁きによってセリーナは死罪を言い渡される。 無理矢理、毒酒を飲まされ、死の淵に立ったセリーナは反省した。 「わたしに足りなかったのは有能な部下だ」と。 ※2024年7月25日、オーバーラップノベルスより書籍化。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2023年09月07日
連載 完結済 27エピソード
【電子書籍・コミカライズ】 婿取りをしてクレイトン男爵家を継ぐはずだったステラ。ところが唯一の肉親である祖父亡き後、不可思議な遺言により疎遠だった義理の叔父が後継者に決まる。 そんな中、さらに追い討ちをかける予想外の一言が彼女に落とされた。 「ステラ、お前の結婚が既に成っている」 しかもお相手の旦那様には、怪しげな噂があって……。 これは、いつの間にか結婚していた令嬢が、顔も知らない旦那様と心を繋いでいくお話。 ◆電子書籍:アマゾナイトノベルズ イラスト/堀越有紗先生 ◆漫画:コミックス1巻(Amazia) 作画/You2先生 コミックス①(2024/05/15)  漫画連載:マンガBANGほか エブリスタでも公開
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異世界[恋愛]
最終更新日:2017年11月04日
連載 完結済 75エピソード
【コミカライズ】 予期しない魔法の影響で魂が入れ替わってしまった、見習い修道女リリーと侯爵令嬢コーネリア。 リリーはコーネリアとして王命での政略結婚相手・辺境伯ディランのもとへ運ばれたが政敵のスパイと疑われ、塔に軟禁されて四面楚歌。 「いいこと、リリー。わたくしたちが入れ替わっていることを、決して気づかれては駄目よ。もし知られたら命の保証はないわ」 「む、無理です、コーネリア様! しかも春まで!?」 全力で令嬢の真似をしても素の自分を隠しきれないリリーに、猜疑的だったディランも違和感を持ち始める。 一方で、おんぼろ修道院で過ごすコーネリアの元でも予想外の事態が発覚し――。 入れ替わりから始まる、頑張る女の子の恋と友情のお話です。 ◆漫画:コミカライズタイトル『入れ替わりの花嫁〜見習い修道女リリーはお家に帰りたい〜』  漫画連載:作画/池泉先生 BookLive!様先行、コミックシーモア様ほか ※当小説は、玄武聡一郎先生主催【#書き出しコロシアム】企画参加作品の連載版です(設定等には変更があります)
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年05月04日
連載 完結済 27エピソード
第一王子シルヴェストルは、父王からある事件の概要が記された書類を渡される。当該事件の加害者の姉の処遇について誰もが納得できる落としどころを見つけよと命じられ、灯台守がいなくなって灯りが消えたままの、海に浮かぶ孤島の灯台へ送るのはどうかと考えた。シルヴェストルはさらに事件について調べていく中、加害者の姉リュディーヌに会う。 初めての恋におちた第一王子と、少年として孤島の灯台に送られた元伯爵令嬢の恋の話。 *荒唐無稽の世界観の中、ふんわりと書いていますのでふんわりとお読みください *約58,000字で完結しています *毎日7時と19時に更新します *他のサイトでも公開します(加筆修正が入る場合もあります) *誤字、脱字、衍字、誤用、誤変換、素早く脳内変換してお読みいただけるとありがたいです  誤字報告はとてもありがたく思いますが、直さない場合もありますことをご了承ください *事件の『被害者』側の心情はほぼありません
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異世界[恋愛]
最終更新日:2023年12月14日
連載 完結済 15エピソード
第五王子エリクは何かと辺境伯家の娘マリリーズを構ってくる。ドヤ顔でまとわりついてきたり、芋虫をプレゼントしてきたり、足をかけてきたり。「ムカつく!」とマリリーズが言っても、周りはあらあらと生温かい目で見るばかり。なんでも、好きな子にはちょっかいを出してしまうもの、らしい。学園に入学しても二人の関係は大きくは変わらぬまま月日は流れ、最終学年のエリクに縁談が舞い込んだ。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年01月17日
連載 完結済 6エピソード
「王族や貴族階級は特例を除いて、性別や能力いかんに関わらず、必ず第一子がその家督を継ぐこと」 過去の因縁から、法でこのように定められた国に属する伯爵令嬢のコーデリア。 彼女は伯爵家長子であることを笠に着てやりたい放題のワガママな娘であり、義理の妹を虐げ、『裏』の社交界で男遊びを繰り返す悪女だと言うもっぱらの噂である。 その悪女ぶりに業を煮やした伯爵夫妻は一計を案じた。「特例」のひとつである、格上の公爵家嫡男とコーデリアの縁談を結び、彼女を伯爵家から追い出したのだ―――― ――――なお、噂の部分は全くのデタラメで、実は家族に虐げられていたのはコーデリアの方だったと知っている者はごくわずかである。 薬師令嬢が病弱な公爵令息を救う事で溺愛されて幸せになる、逆転劇&ハッピーエンドストーリー。 ※全六話で完結ずみです。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年05月28日
連載 49エピソード
死に際に「来世では美しい花にでもなりたいなぁ」と願った花園美咲はマンドラゴラに転生してしまった。 しかし生まれた場所は魔物だらけで危険がいっぱい。美咲は魔物として成長しながら平和な人間の世界で暮らすことを夢見て、人型になることを決意する。 そうしてようやく人として不自然でない姿になったころ、彼女は気付いた。マンドラゴラにはその声を聞いた者を呪い殺す力があるということに。 「私の声を聞いたら人が死ぬのでは……?」 一言も喋らなければなんとかなるか、と人里に降りた彼女は、喋れないせいであらゆる勘違いを巻き起こし、やがて花の魔女と呼ばれてあがめられるようになっていく。 気が付けば魔女の噂を聞きつけた王国騎士や宮廷魔導士など、正体を知られれば即討伐されかねない人間が出入りし、不審な魔女を監視するように ……。 (待って、魔物ってばれたら討伐されちゃう!?) 魔女として人々の役に立つことを証明しながら、正体は隠し続けなければならないマンドラゴラの綱渡りな生活が始まる。 ※毎週水曜更新予定 ※書籍化&コミカライズ化企画進行中。ありがとうございます!
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ハイファンタジー[ファンタジー] 残酷な描写あり
最終更新日:2025年07月16日
連載 完結済 45エピソード
ケビン=ケレンスキーは研究者。 隣国エレンスキー王国出身の彼は、実家に勘当されており、デジケイト王国で細々と研究を続けている。 彼の元に朗報が入った。 デイトナーズ公爵家のお取り潰しである。 元公爵ダニエルと長男ドビアスは鉱山の鉱夫として、妻チェルシーと長女のデイジーはそれぞれ評判の悪い男爵家の下女として売り飛ばされ、一家は悲惨な結末を迎える予定のようだ。 それを、ケビンは回収した。 鉱山長と男爵達の頬を札束でなでたところ、皆満面の笑みで四人を譲ってくれた。 そうして、四人がたどりついた先は、ケビンの家である。 「ようこそ、みなさん。自分の家だと思って、ゆっくりしていってくださいね」 唖然とする四人に、ケビンはニコニコ笑っている。 「な、なぜ私達を?」 「恩返しです。好きに過ごしてください」 「長女のデイジーを、嫁にでも?」 「いいえ? 恩返しですから」 「……長男のドビアスに、ご興味が」 「私にそういう趣味はありません」 「…………妻のチェルシーを……!」 「ですから、恩返しです」 「私にできうることなら、なんでも致しましょう」 「その発想から離れてもらっていいですか」 こうして四人が足を踏み入れたのは、ケビンの住むゴミ屋敷だった――。 ※隣国を出奔した一代侯爵の研究者ケビンが、城が立つほどの特許料をもてあましながら、震える四人家族を愛でていたら、激烈になつかれた話。 ※カクヨム、エブリスタにも掲載中。 ※R7.5.11日間総合ランキングにて、完結済み→1位、すべて→25位をいただきました。ご愛読ありがとうございました!
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年05月05日
連載 完結済 36エピソード
 王太子殿下の近衛騎士隊長を務める完全無欠の兄を持つアリッサは、毎日じゃがいもの皮をむくことに精を出す厨房の下働き。貧乏男爵家ゆえに金もコネもなく結婚相手も見つからない。自立のため兄と同じ城での職を手にしたものの、忙しい兄とはなかなか会うこともできず、騎士たちに兄との見た目の違いに落胆される始末。  そんな折に出会った兄の同僚を名乗る騎士セオルド。華やかな王子様顔に紳士的で優しい彼に一瞬で心を開いたアリッサは、その日のうちに食事に誘われ舞い上がる。  すっかりと忘れていたのだ。  兄の同期に、兄のことを目の敵にするライバルがいたことを――。  アリッサ視点→じゃがいもの皮をむきつつ、ロマンス小説という名の参考書に惑わされながらも、兄を目の敵にするセオルドに絆されていくお話。 セオルド視点→アリッサ視点の説明回。アリッサの見ていない裏側で奮闘する、自己評価の低い近衛騎士のお話。 *エンジェライト文庫様より電子書籍配信中* 上巻 4月3日 配信中 下巻 4月10日 配信予定
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2023年06月23日
連載 完結済 3エピソード
伯爵令息パトリックが、仕事の関係上断れなかった夜会に久し振りに出席したのは一週間前。 そこで非常に不愉快な目に遭って、荒んだ心を最愛に慰めてもらっていたところを、実家から至急戻れと呼び出された。 実家で見せられたのは、父宛に届いた元婚約者の家が契約不履行と侮辱罪でパトリックを訴えているという、貴族裁判所からの通知。 醜聞になると難色を示す父に、受けて立つことを宣言するパトリック。 そして対峙するパトリックと元婚約者一家。 そこで明かされるものとは? 主人公の一人称で話が進むので、彼に分からないことは分からないままです。 それでも良い方どうぞ。 2025.5.4〜 異世界恋愛のランキングにランクインさせて頂きました。 評価、ブックマーク誠にありがとうございます。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年05月02日
連載 完結済 70エピソード
作り物のような美しさを持つデボラ。彼女は婚約者だった王太子にパーティで婚約破棄を告げられる。でっちあげの証言が次々と飛び出すも、デボラは反論しそれを封じる。しかし王太子妃の座にしがみつく女と罵られ、立場は劣勢に。 (仕方ないわ、これは損切りね) 彼女は割り切り、濡れ衣ははらしたが婚約破棄のみを受け入れる。 が、デボラの不幸はこれで終わらない。彼女の父と兄はデボラを切り捨て、王家との取引材料にする事で家の繁栄を取ったのだ。 哀れ隣国の侯爵の後妻として無理やり嫁に出された彼女。体の良い国外追放である。 (でも本当に国外追放で放り出されるよりはマシね。それにあのバカ王太子と結婚するより幸せかもしれないわ) 更に嫁入り先のイケオジの侯爵に「君を愛することはない。実質人質だ」と言われてしまう。 (困ったわ……私に人質の価値はないのに。せめて何かお役に立ちたいわ) これは、不幸な運命に困惑しつつも前向きに進んだ結果、周りも自らも変わっていき、夫に愛された令嬢の話。 ※勘違い系すれ違いが少々ありますが、かなりシリアス寄り(作者比)です。 ※第18回書き出し祭りにて投稿した書き出しを少々改題&続きを書いたものです。 ※全70話で完結済み。カクヨム10コンテストにて中間選考通過作品です。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年04月20日
連載 完結済 58エピソード
八大公爵家のひとつミルバーン公爵家の令嬢イブリンは、三か月後に嫁ぐ予定だった。婚約者は同じく八大公爵テイラー家の嫡男バーナード。 しかし彼は平民の娘を屋敷に引き入れ、あろうことかイブリンのドレスや宝石をまとわせて愛を囁いていた。しかも彼女のお腹の中には子供がおり、いずれイブリンを追い出して彼女を愛人として迎え入れると言うのだ。婚約者の裏切りを聞かされたイブリンは、物分かりのいい婚約者を演じ、着々と彼らを破滅へと導く準備を始める。 マンガBang、コミックシーモア様(先行)、各電子書籍サイト様にてコミカライズ配信中です。 ※同タイトルの中編の長編版になります(完結保証) ※投稿に際しなろう運営様に規約確認済み(詳しくは活動報告をご覧ください)
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2025年04月18日
連載 完結済 40エピソード
異世界転生貴族社会で生きるには、政略結婚はあたりまえ。 だがしかし。 「名門であるシュバインフルト伯爵家からのご縁談のお話ではありますが、当家の次男であるベイルは王都の近衛騎士団で身を立てたいとのこと、今回のお話は断腸の思いではありますが、お断りさせていただきます。シュバインフルト伯爵家の今後のご発展及び良縁が結ばれますことをお祈り申し上げます」 先代が亡くなり、爵位を継いだが、そんな企業就活のお祈りメールのような手紙をもらってひっくり返った。 前世でさんざん読み散らかしたネット小説では、婚約破棄は当たり前のようにあったのに、婚約破棄にすらならない。 婚約の打診を断られてばかり。 そんなわたしにもロマンスが! そう思いきや。 「僕達結婚するんだから大金、貸して」 ……ロマンス詐欺じゃん。クソが! 先代が亡くなったことで、曾孫を見せることもできないのだから、結婚はもういいか~。 そんな結婚話に縁のないわたしに、イケメン公爵様がプロポーズ? これだけ縁談を断られて結婚詐欺にあう自分にそうそう美味しい話があるわけがない。 あ、お見合い攻勢を防ぎたい、なるほど、わたしの役割はイケメン公爵様の虫除けですか!  なのに、なんか甘くない!? カクヨムにも転載予定。
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2025年04月11日
連載 完結済 29エピソード
※コミカライズ&電子書籍化企画進行中。ありがとうございます。  伯爵家の令嬢であるメルアンには精霊の声が聞こえる。 だが幼い頃にいたずら好きの精霊の言葉を信じた結果「偽耳令嬢」と蔑まれるようになり、評判の悪さから社交の場に出られなくなっていた。 そんな彼女はある日、無口で恐ろしいと噂の「口無し公爵」ウルベルトの婚約者探しのパーティーに招待されることに。仕方なく参加したそのパーティーでメルアンは悪態をつくウルベルトの声を聞いた。 しかしどうやらその声はメルアンにしか聞こえていなかったらしい。ウルベルトは自分の声を聞ける唯一の存在であるメルアンに求婚するが――。 「貴方は口が悪すぎます。お断りです」 『では、これからは悪態をつく代わりにお前への愛を囁くことにしよう』 「他の者に聞こえないからと、人前でそのような発言はやめてください!」 求婚を断ったメルアンに、今度は「精霊が起こす問題の解決を手伝ってほしい」と持ち掛けてくるウルベルト。 成り行きで協力することになり、最初は口の悪い彼を受け入れられないメルアンだが、共に過ごすうちに少しずつ……。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年12月21日
連載 完結済 38エピソード
ラプラディア王国第一王女でありながら修道院の司祭として働くカミラはある日、横暴な兄に妹の婚約者だった少年騎士との結婚を命じられる。 カミラは美しい妹ではなくて八つも年上の自分と結婚せざるを得ない夫のルークを気の毒に思い、結婚生活もぎこちないものになる。 やがてカミラは娘を授かるが、襲撃者から娘を庇ったことで石化してしまう。 カミラが目覚めたときには、十五年の年月が経っていた。そんな彼女を待っていたのは、年齢差が逆転した夫と美しい女性に育った娘からの溺愛だった――!?
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2025年03月29日
短編
アリエはエサリッジ伯爵家の長女であったが、食事すらまともに食べさせてもらえないほど冷たく扱われていた。何故ならアリエは災いをもたらすとされる『妖の目』の持ち主だったから。伯爵はアリエを追い出したがっていたが、ちょうどその時ペイストルエース侯爵家からアリエに縁談が持ち込まれる。ペイストルエース侯爵家ではもちろんアリエを調査させていたが、『妖の目』のことを掴んでいなかったため、その待遇を不審に思っていた。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年03月20日
連載 完結済 102エピソード
「あれ? 私っていつ死ぬのでしょう?」 「いいから君は肉を食え」  聖女という役目を押しつけられ神殿で孤独に生きていた病弱な王女プラティナは、過酷な日々がたたり「余命わずか」と宣告されてしまう。そのうえ、聖女が国で死ぬのは不吉だからと、異母妹の策略により聖女の地位と婚約者を奪われたあげく聖地巡礼という名目で国を追放されることに。そんな旅の従者となった黒騎士アイゼンもまた不条理な呪いに犯された身の上だった。  不遇な二人の巡礼旅はそのまま死出の旅になるかと思われたが、余命わずかだったはずのプラティナは何故か日々健康そのものになっていく。しかも行く先々で無自覚に聖なる力で問題解決してしまい、いつの間にか『奇跡の聖女が巡礼している』と噂にまでなって……? 無自覚聖女のチート巡礼旅! ☆書籍版はアース・スタールナにて発売中 ☆コミカライズはガンガンオンラインにて連載中
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年02月26日
連載 完結済 25エピソード
十六歳の洗礼の日、ジルヴェラ・ドレヴァンは全てを思い出した。転生前、己が魔王であったこと。異界の聖女と戦い、負け、死してから千年もの時が経ったことを。『全てを守れる力が欲しい』最期の願いは千年後、聖属性持ちとして叶えられた。ただし今現在、何故か聖属性魔法は六属性『最弱』とされていた。「ああ……我が君、私の愛しき主人! この日が訪れるのをずっと信じておりました……!」そして魔王時代に右腕だった悪魔・ルシフェルも変わっていた。「……ルシフェル、そなた、だいぶ変わったな……?」主に性格が。これは『最弱』と言われた聖属性持ちに転生した元魔王と右腕の悪魔の物語。2025.03.03.完結。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年03月03日
連載 完結済 36エピソード
「アドリエンヌ・カントルーブ伯爵令嬢! 突然ですまないが、婚約を解消していただきたい! 何故なら俺は……男が好きなんだぁああああああ‼」  ルヴェシウス侯爵家のパーティーで、アドリーヌ・カンブリーヴ伯爵令嬢は、突然別人の名前で婚約破棄を宣言され、とんでもないカミングアウトをされた。  勘違いで婚約破棄を宣言してきたのは、ルヴェシウス侯爵家の嫡男フェヴァン。  そのあと、フェヴァンとルヴェシウス侯爵夫妻から丁重に詫びを受けてその日は家に帰ったものの、どうやら、パーティーでの婚約破棄騒動は瞬く間に社交界の噂になってしまったらしい。  一夜明けて、アドリーヌには「男に負けた伯爵令嬢」というとんでもない異名がくっついていた。  頭を抱えるものの、平平凡凡な伯爵家の次女に良縁が来るはずもなく……。  このままだったら嫁かず後家か修道女か、はたまた年の離れた男寡の後妻に収まるのが関の山だろうと諦めていたので、噂が鎮まるまで領地でのんびりと暮らそうかと荷物をまとめていたら、数日後、婚約破棄宣言をしてくれた元凶フェヴァンがやって来た。  そして「結婚してください」とプロポーズ。どうやら彼は、アドリーヌにおかしな噂がたってしまったことへの責任を感じており、本当の婚約者との婚約破棄がまとまった直後にアドリーヌの元にやって来たらしい。 「わたし、責任と結婚はしません」  アドリーヌはきっぱりと断るも、フェヴァンは諦めてくれなくて……。  
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年11月28日