※第一章から第三章までは第19回『このミステリーがすごい!』大賞に応募し、二次落ちしたものです。
※第四章以降は書き下ろしです。
魅了体質……自分の意思とは関係なく多くの人間を惹き付けてしまう体質。
最近急に人気者になった僕は、両親から魅了体質についてそう説明された。
一族に恩恵をもたらす魅了体質は歓迎される一方で、痴情のもつれ等で命も落としやすい。
なので、魅了体質が発現した子供は同じ魅了体質の大人に預けられるしきたりがある。
そうして僕は親戚の笹川小夜子というお姉さんに預けられる事になった。
だけど、小夜子さんの異常な日常は僕の想像を遙かに超えていて……。
※同じ小説をNOVELDAYSにも掲載しています。