ブックマーク一覧 短編小説 全5件
短編
I am looking for the heart. I am a robot. Because there is no heart.
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2013年06月02日
短編
 小説において、主人公は自らが主人公であることを知らず、ヒロインは自らがヒロインであることを知らない。  しかし、彼らは違う。  舞台は屋上。  孤独な昼休みという、白川徹にとって大切な時間ををぶち壊した藤倉巴は、こう告げた。 「トオル君、君は【小説の主人公】に選ばれてしまったんだよ! そしてこの私は【ヒロイン】に選ばれた――――よろしくどうぞ」     彼らは自分たちが小説の登場人物であると知っている。ただし彼らは、どうしようもないほど普通の人間である。ここは現実。ここには異能力も異世界も、唐突に始まる自己紹介なんかも存在しない。 「この物語は君と、この私と、昼休みの屋上の物語だ」  ヒロインが言った通りに切り取られる物語。  唐突なメタ発言から始まる、とりとめのないメタ会話劇。  突如電波系と化した自称ヒロインに付き合わされる、他称主人公。  物語の最後に、彼が至る答えとは。  物語。それは連続した現実の途中に過ぎない。  この話は、屋上に始まり屋上に終わったひとつのセカイの記録であり、少し読者に不親切な小説である。  読みえた後に去来するものはカタルシスか? それとも肩透かしか。  ――――貴方の想像力は、きっと揺れる。    
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2019年06月16日
短編
☆;+;。・゜・。;+;☆;+;。・゜・。;+;☆;+;。・゜・。;+;☆;+;。・゜・。;+;☆ 何の運命のいたずらか、本作が第五回ネット小説大賞のグランプリを受賞し、宝島社様より書籍化いたしました。 本作と書き下ろし6編を詰め合わせたオムニバス作品となっております。 本屋で見かけた際にはよろしくお願いいたします^^ これも皆様の応援あってのことです。本当にありがとうございました! ☆;+;。・゜・。;+;☆;+;。・゜・。;+;☆;+;。・゜・。;+;☆;+;。・゜・。;+;☆ 条件を入力すれば自宅のパソコンで簡単な未来予測が出来るようになったのはもう15年も前の話。様々な用途で使用されるソレを僕も例外もなく使わせてもらっていた。 『妻を殺してもバレない確率』  僕はもう10年もその確率を見つめ続けてる。
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2016年06月02日
短編
私は五十枚近くある見合い写真を見て溜息をついた。 このどれかと結婚をして子供を作る。それがこの家においての私の存在意義だ。 『妻を殺してもバレない確率』の妻サイドです。 『妻を殺しても~』を読んだ後に読むことをおススメします。 なろうでもカクヨムでも妻視点の要望が多かったので、設定を文章化いたしました。 ただ、前作を読んで妻に夢を見られている方は読まない方が良いかもしれません。 ちゃんとハッピーエンドです。 前作『妻を殺してもバレない確率』→http://ncode.syosetu.com/n4094di/
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2016年06月26日
短編
『十で神童、十五で才子、二十過ぎれば只の人』 アーニャは私の幼馴染である。彼女は天才で、成績はいつもトップクラスで学校中の憧れの的であり、将来有望な少女である。でも彼女が挑んでくる勝負に私は1度も負けたことは無く、いつも悔しそうに泣きべそをかくのは彼女の方である。 それは何故か。それは私が『転生者』であり、前世の記憶を持っているためだ。 ―――この物語は『転生者』である平凡な私と、『天才』である無謀で有望な少女との闘争のお話である。   * * * * * ヒーロー文庫から書籍作品が発売されております。 この作品を読み、応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2017年01月08日