魔法学園に入学したアリーナは日本で過ごした前世の記憶を思い出す。そして、魔法学園が乙女ゲーム《祝福の鐘》と同じであることに気がつく。
アリーナは悪役令嬢として主人公の恋路を邪魔する立場だったが、主人公のミシェルと幸せなノーマルエンディングを迎えていた。
彼女と手を繋ぎながら、幸せを噛み締めるアリーナ。
すると、背後から「……つまらない」と言う不審な声が聞こえた。銀髪の少女が手にしているのは、この世界には存在するはずがないポータブルゲーム機。そこにはノーマルエンディングのスチルが表示されていた。
気がつくと入学式の日に戻っていたアリーナは、ミシェルと再会する。しかし──、
「……えっ、誰?」
ミシェルのアリーナとの思い出は失われていた。
※タイトルを変更しました(2019/8/20 2度目の悪役令嬢〜どんなエンディングをお望みですか?〜)