そよ風のような嵐のようなおはなしを、わたしとあなたでのぞき見してみましょう。
ここは、わたしたちのくらす世界のおとなりの世界。
この世界には魔法があったり、妖精がくらしていたり、ウシが口をきいたりします。
おとなりの世界の、いつも気持ちのよい風が吹いている緑の丘では、大きな風車のついた“かぜはなの家”という学校があります。
そこには、とってもやさしい妖精の“ココロ先生”と、先生のことが大好きな子どもたちがたくさんいます。
ある日、“かぜはなの家”に妖精の子ども“フラハ”がやってきました。
フラハは妖精なのに羽が生えていなくて、魔法も使えないのですが、おてつだいが得意な女の子です。
フラハはココロ先生や子どもたちと出会って、いろんなことを考えたり、
気付いたりして成長していきますが、そこに悪魔がやってきて……。
おはなしは、いったいどうなってしまうのでしょうか?