複数の顔を持つ主人公ライト。彼は、女神イロハカルティアの側近であり、ポーション屋、さらにバーのマスターでもある。
ライトには、熟考して思いついたアイデアがあった。それは一見すると、ちょっと他の星まで行くだけのポーション屋。
彼が作るポーションは、かなり変わっている。ポーションらしくない味、そして何より魔道具『リュック』を使って、この世に存在しない物まで具体化することができる。
魔道具から魔人に進化した相棒のリュックと、有能すぎる幻術士カース、そして数え切れない数のワープワームを従えるライトは、ただの行商人を装い、その作戦を進めようとするが……。
「ちょ、ティア様! ついてこないでください」
「妾は強くなったのじゃ。潜入作戦じゃ!」
変身の魔道具の猫耳カチューシャを付けて、獣人の少女に化けた女神イロハカルティア。彼女の願いもライトと同じだ。もう神戦争は起こさせない!
「アホのダーラを肉球の奴隷にすれば良いのじゃ!」
「ティア様、全く意味がわかりません」
彼が住む街では、経営するバーを中心としたスローライフ。そして魔族の国や他の星との交流や衝突、さらに因縁のある神との最終決着も。
*本作は続編になりますが、前作を全くご存知なくても問題なく読んでいただけるように書いています。
*これにて完全完結です。本当にありがとうございました!【2024.1.10 】