――俺が今までに救った世界の数を知ってるか？ 没入型端末が普及した近年、ゲームは既存の壁を悉く打ち破った。 リアルを越えたリアル。リアルに存在しない様々な物にまでそれは”現実感”を与えた。 「だが、これは、本当にゲームなのか？」 制作者不明のゲーム。来歴不明のＡＩ。 ゲーマーなら慣れていて当然だった。唐突に、壮大で理不尽なミッションを与えられる事に。 次のそれは、世界を救う事。

ある晩、何故か1942年、太平洋戦争中のガダルカナル島と、とあるコンビニエンスストア前の洞窟が繋がってしまった。 現れる飢えた日本兵。 彼等に水や食糧を補給しても良いのだろうか？ 最初は「近くにあるサバゲーの会場ではぐれたコスプレ日本兵」と思っていた「俺」だが、徐々に面倒事に巻き込まれていくのだった。

俺の名前はナナホシ。とある女優に飼われているオスの猫だ。 しかしそんな俺には秘密がある。 それは、前世の記憶があるということ。元人間であるということだ。 だけど猫としての暮らしはあまりにも退屈で、とにかく時間を持て余して持て余して仕方ない。 ところがある日、ご主人がＶＲゲームができる最新機器を友達からもらってきたことで、俺の生活は変わり始める。 なぜって？　そう！ このゲーム機、猫の身体でもプレイできてしまったのだ！ かくして俺は、猫のままＶＲＭＭＯＲＰＧ、「Seacret Wisdom of the World」をプレイし始める。 猫だから一日中ゲームで遊んでいられるぜ！　ヒャッホウ！！ ※3/31より、ぶんか社さんからコミカライズ版が各種電子書籍配信サイトで配信予定。 ※世界観や設定、背景などに多量のファンタジー分を含みますが、主人公が経験する物語には直接影響しませんので、大体のところはタイトル通りのお話です。深く考えずお気軽に読めれば幸いです。

男は神様によって転生させられた。 しかし、異世界ではなく縄文時代で種族は杉。 ス○イツリーよりも高くならなくては人間に戻してもらえないらしい。 彼は慣れない種族に苦しみながらもなんとか２００m強まで育て上げる。 だが、戦争（平将門の乱）により火をつけられ、燃え落ちてしまうのだった。 気がついたら二周目をさせられることになっていた。 二周目も縄文時代（最初から２００m）からスタート。 これならいける。 葉っぱを飛ばして経絡秘孔をつき、耐熱性を上げ、200度の温度に耐えられる樹皮を手に入れた杉（？）。 彼はいつしか日本を代表する杉、大和杉と呼ばれるようになっていた。 ＊ヒロイン出ます。＊種族は最後まで杉のままです ＊書籍版は二千二十年七月十三日発売予定です。