【要約】
とある青年魔術師と冬を作った神様が一緒に旅をして、冒険したり戦争したりして成長するお話。
【あらすじ】
世界の創造主、主神サタナキアの子神は四柱。
ふたりの息子とふたりの娘、彼らはそれぞれ創り出した作品の名を冠し、こう呼ばれた。
春の乙女プライラルム。夏の風雷ヘリオエッタ。秋の娘サハナドール。冬の翼カナリア。
四の子神は地上にあり、それぞれ人に混じって自由気ままに暮らしているが、カナリアには制約があった。
冬の季節が訪れるまえに、春の乙女プライラルムに眠りの魔法をかけてもらい、冬が過ぎ去るまで眠りにつくこと。
さもなければ、冬の猛威によってカナリアがいる大地は凍りつき、人も国も冬に飲み込まれて滅びてしまう。
そんな冬の神カナリアが、とある町で若い魔術師の青年と出会い、旅を共にすることに。
この物語は、忌み嫌われる冬の神と相棒である青年魔術師ブレスの、出会いと別れの旅路を描いた成長物語である。
冬カナシリーズ一作目。
・1、2はカナリアが相棒魔術師の青年に出会う前の短編です。
・シリアスなファンタジーがお好きな方向けの内容ですが、ブレスが刻印の魔術師として世界に名を轟かせ、独り立ちするまでを書いたハッピーエンドのお話です。
・2022/12/24タイトル変更しました。
・この小説はエブリスタ、ハーメルンにも掲載しています。