ブックマーク一覧 短編 全50件
短編
 怒りっぽくて、短慮だけど、素直な人なのだな。性格的に私とは合わなさそうだけど、仕事上のパートナーとしては、やれないこともないかもしれない。   「まだお仕事が無いようでしたら、続きを読みたいのですが、よろしいでしょうか」   「はあ……別に許可なんていい。これから長い付き合いになるんだ、読みたい時は勝手に読め」    曇天の隙間から覗いた光明を頼りに、私は読書の続きに取り掛かった。気持ちが少し晴れたからか、先ほどよりもページを捲る手が軽い。気が付けば、手の震えは完全に止まっていた。   「……なあ、そんなに読書が好きなのか」   「他の趣味を知らないだけです。家では他にやることも無かったので、空いてる時間に本を読むのが当たり前になってまして」   「哀れだな。読書なんて、机に向かって椅子に座ったら、後はずっと暗記しながらページを捲る作業じゃないか」   「それは読書じゃなくて、暗記のお勉強でしょう」   「読書とはそういうものだろ?」   「全然違います」    これだけの本に囲まれながら、読書の楽しみ方も知らないとは。仕方ない、私が教えて差し上げよう。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年06月22日
短編
和風シンデレラ小説で姉を虐げ最後にざまあされる義妹に転生した私は、姉が政略結婚の末に手に入れる幸せ溺愛生活のため、その邪魔をしないよう努めたつもりだった。でもそれが結果的に姉の結婚を、邪魔してしまい── 2025.05.28−2025.05.29総合日間(全て)1位ありがとうございました。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年05月26日
短編
東大帝国を舞台に最強最悪な女子グループ「花の乙女」が織りなす、ポップでライトな物語。 貴族令嬢なかよし四人組が浮気男とその相手をイジメ倒すお話です。 ※楽しいところだけ書きました。
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年05月07日
短編
 公爵令嬢のルチアは悪役令嬢として北の尖塔に幽閉され、若き見習い騎士のカルロがルチアの世話係となった。  金髪碧眼で優秀な子爵令息のカルロは、どこか幼く純真無垢なルチアをとても大切にしてくれる。ルチアは王太子と男爵令嬢により無実の罪で婚約破棄され、みんなの嫌われ者の悪役令嬢になったというのに……。  ルチアは過酷な北の尖塔での暮らしを通して、カルロからいくつものやさしさを受け取る。温かい敷物や服、便箋と封筒、綺麗な花――。  ルチアは徐々にカルロに惹かれていった。  そして、季節は巡り、両片思いの二人の距離が縮まった頃、最も過酷な季節である冬が来るのだった。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年03月12日
短編
「君を愛することはない」  初対面の旦那様——シェリル・カーライン侯爵はそう言い放った。それにショックを受け……ということは、ぜんっぜん、なかった。なぜなら私——エンジュ・パルテールは、「君を愛することはない」婚希望令嬢だったから。  だけど、 「……なんて、言うとでも思ったかい?」 と、彼は言ってきて……? ゆるふわ設定&ご都合主義を含みます。ご了承ください。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年11月15日
短編
ノルン・ニルヴァーナは、人の心が読める能力を持っている。そんな彼女は、無口で無愛想と有名な、ルシウス・ブライアのもとに嫁ぐ。いつもクールな顔のルシウスが、いったいどんなことを考えていたのかというと——ついにドラゴニアは右手の包帯を取った。瞬間、辺りに凄まじい邪気が溢れ出る。「ふっ、ついにこの力を使う時がきたか……。我が右手に封印されし暗黒竜の力! 今、解き放つ! くらえ! ドラゴン・クロウ!」——って、なんですか、これ? もしかして旦那様って、むっつり中二なんですか!?
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年02月06日
短編
「婚約破棄失敗→罰として好色女帝に婿入り」のざまぁルート婚をした、王太子ジルベールと、女帝バルドザール二世。しかし、悪役王太子のはずのジルベールは、なぜか超絶真面目&優秀で……!? そして、好色女帝のはずのバルドザール二世も、なぜかめちゃくちゃぴゅあっぴゅあで……!? そんな二人の結婚生活は、果たしてどうなるのか——!
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異世界[恋愛] R15
最終更新日:2025年03月03日
短編
物語を書くのが好きすぎて、婚約者に物語を書き散らした手紙を送りつけることにした令嬢と、婚約者から送られてくる物語に夢中になってしまった筆不精の騎士の、その後の話パート2です。 「クリスティーネ先生の次回作にご期待ください!」(https://ncode.syosetu.com/n4101jg/) 「クリスティーネ先生に励ましのお便りを送ろう!」(https://ncode.syosetu.com/n8187jg/)の続編にあたります。 こちらも読んでからご覧いただくとより楽しめるかと存じます。 ※KADOKAWA様から3/28に書籍刊行予定です! ※カクヨム様にも掲載しています。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年02月24日
短編
物語を書くのが好きすぎて、婚約者に物語を書き散らした手紙を送りつけることにした令嬢と、婚約者から送られてくる物語に夢中になってしまった筆不精の騎士の、その後の話です。 「クリスティーネ先生の次回作にご期待ください!」(https://ncode.syosetu.com/n4101jg/)の続編にあたります。 こちらも読んでからご覧いただくとより楽しめるかと存じます。 ※KADOKAWA様から3/28に書籍刊行予定です! ※カクヨム様にも掲載しています。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年07月12日
短編
一度もお会いしたことのない方と、婚約することになりました。 それ自体はよくある話なので構わないのですが、ご挨拶にと送った手紙にすら返事をいただけません。 きっと、読んですらいらっしゃらないのではないかしら。 そうだわ。それならいっそ、好き勝手に物語を書いて送りつけてしまいましょう! 物語を書くのが好きな令嬢と、字が下手な騎士の話です。 ※誤って連載作品として投稿してしまったため、削除して一部加筆修正してから短編作品として投稿し直しました。ブクマ・評価等してくださった方、申し訳ございません。 ※KADOKAWA様から3/28に書籍刊行予定です! ※カクヨム様にも掲載しています。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年07月07日
短編
結婚で王宮から逃げ出すことに成功した第五王女のシーラ。もし離縁されたら腹違いの姉たちに虐げられる生活に逆戻り……な状況で、夫が来る前にうっかり寝落ちしてしまった結婚初夜のお話
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年02月24日
短編
ある乙女ゲームの主人公に転生した聖女マナは、魔王を討伐し、ゲームのエンディングを迎えた直後に誘拐、監禁されてしまった。 犯人は乙女ゲームの恋愛候補のうちの1人、最強と名高い大魔術師ルイス・フィルドーだ。 ちなみに彼を攻略した覚えはマナにはない。 「ねぇねぇ誘拐犯」 「なんだい? 慈悲深き聖女よ」 二人は今日もだらだらと鉄格子越しに会話をする。 マナははたしてこの監禁から脱出できるのか?
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2025年02月21日
短編
※『したたかでこそ真の令嬢ですわ! アンソロジーコミック』(2024年12月6日 ブシロードワークスさま)に収録されております。 子爵令嬢サロメは、飲んだくれの父親、意地悪な継母、手癖の悪い異母妹とともにおんぼろ屋敷に住んでいた。 ある日彼女は、実家の借金を肩代わりしてもらう代わりに、訳ありの侯爵令息の婚約者になる。引っ越し初日、彼女は婚約者からお前を愛することはないと言われてしまった。 しかしめげない彼女は、病人のような婚約者の世話を甲斐甲斐しく行う。すると徐々に婚約者は元気を取り戻し始め、彼女との距離も縮まり始める。 ところがある日、異母妹がサロメの婚約者の子どもを妊娠したと屋敷に押しかけてきた上、彼女を追い出そうとしてきて……。 理想のお家を追い求めたヒロインと、献身的な彼女に惚れこんだ純情なヒーローの恋物語。 作者的にはハッピーエンドです。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年04月05日
短編
ここニナリア国では、ある方法で王太子の妃を決めると、国が繁栄すると言い伝えられている。 なかなか進展しない今回の妃選考。 一人の文官が適当に選んだあるものが、王太子を感動させるが…… 殿下、本当にコレを選ぶのですか? ☆本羽 香那様主催『一足先の春の詩歌企画』参加作品です。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2025年02月17日
短編
公爵令嬢のリリエールには、氷の王太子殿下と評されるほど笑わない婚約者のエドワードがいる。彼は社交の場であろうと愛想笑いすらせず、相手が誰であろうと笑わない男性だった。しかしリリエールはある日、彼が微笑んでいる姿を目撃してしまう。リリエールは悔しさのあまりハンカチを噛みしめて誓った。「あの泥棒猫! わたしだってエドを笑わせて見せるわ!」……笑わない婚約者を誘惑しようとしたら、大変なことになった話。甘いラブコメです。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年12月15日
短編
 サブリナは、ちょっと人とは違う特技のある公爵令嬢。その特技のせいで、屋敷から一歩も出ず、限られた人とのみ接する読書漬け生活。  一方のクリストファーは、望まれずに産まれた第五王子。愛を知らずに育った彼は、傍若無人が服を着て歩くようなクズ。しかも、人間をサブリナかサブリナ以外かに分けるサイコパスだ。  そんな二人が出会い、愛を知り、婚約破棄ごっこを老執事と繰り返す婚約者に驚いたり、推理を働かせて事件を解決したり、ちょっと仲間も増やしたりしつつ、幸せな囲い囲われ生活に辿り着くまでの五万字を超えるクソ長い短編。  最後まで読めたら、自分で自分を褒めて差し上げてください。  
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異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年12月11日
短編
学園内の食堂で、唐突にオリバー王子が宣言した。 「イベルナ、君との婚約は破棄させてもらう!」 対してイベルナは冷静に返した。 「あとでゆっくり話し合いましょう」 全てを持ったご令嬢イベルナと、彼女にあと一歩及ばない王子オリバーの話し合いの舞台は、放課後の資料室。静かに向かい合った二人の舌戦がいざ、開幕――?
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年08月14日
短編
節度を重んじ節度を尊ぶアドリアン王子は、内々に決められた婚約者であるリーディエ嬢とエスコート以外で手を繋いだことはおろか、二人でデートに出かけたこともない。 幼い頃のお茶会で「きみとはしばらく会いたくない」と言われたけれど、しばらくっていつまでかしら。 私的に会うことはほとんどなく、顔を合わせるのは主に公的な行事のときばかり。 学園では、アドリアン王子を狙うご令嬢があれこれと好き放題やっているのが視界に入ってくる。 リーディエは正直ちょっぴり面倒くさかった。ただでさえ王子が面倒くさいのだから、よくわからないご令嬢の相手なんかしたくない。そうだ、夜会休もう。 よくわからない断罪劇をあっさり回避するご令嬢と、よくわからない断罪劇に首を傾げる王子と、自分に酔いしれてひとり芝居をしちゃうご令嬢がちょっぴり登場しつつ、 最終的にヘタレな王子が床に崩れ落ちるお話です。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年11月26日
短編
自称愛されない妻が全然愛されすぎていた至極よくある飯テロを読みたくて書きました。
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異世界[恋愛]
最終更新日:2024年11月20日
短編
とある長編小説の「序盤で主人公を助けるために死ぬ」ヒロインに転生したと気付いた私は、生き残るために主人公を……売り飛ばす。 そして目下迫った、故郷の滅亡のために、物語で主人公と敵対する悪役の求婚を受け入れる条件を出した。
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ハイファンタジー[ファンタジー] 残酷な描写あり
最終更新日:2024年11月21日
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