15歳の誕生日。
「触れた相手を殺す」呪いを発現した侯爵令嬢オリヴィア・ザーヴァルドは,婚約者に婚約を破棄され,両親からも疎まれ監禁されてしまう。
誰もが腫れ物として扱う毎日。
もう,誰からも愛されることはない。
それでも,こんな所で死にたくはない。
彼女は隙を見て牢獄から抜け出し,深い森の中で死に場所を求めた。
「せめて……美しく死にたいわ……」
美しい死に方とは?
首吊り?
入水?
それとも……。
ザーヴァルド家の名に恥じない死に様を考えるオリヴィア。
しかしそんな彼女の前に一人の青年が現れる。
彼はオリヴィアの呪いを知った上で言った。
「僕を殺してはくれないだろうか?」
※↓続編です
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